柊陵セミナーを行いました。

令和元年7月3日(水)に本校教諭の馬渡加奈子先生を迎え、「検証・・・新美文庫の実力」の講義をしていただきました。新美文庫に保管している巻物や貴重な図書類に関するお話をしていただきました。保護者の方を含め、大勢の生徒たちが参加し、興味深く話を聞いていました。

[生徒の感想] 七月三日に令和元年度柊陵セミナーが開催された。今回のテーマは“発見……新美文庫の実力”である。本校職員である馬渡先生に、半田高校に古くから存在する新美文庫についてお話をしていただいた。
その講演のなかでも印象的なことがいくつかあった。佐竹本三十六歌仙絵巻という、国宝級の貴重な絵巻が、かつて百組だけ複製された。その複製百組は世界各地に周り、例を挙げるとするとメトロポリタン美術館などの名だたる有名美術館に所蔵された。なんとその貴重な複製のうちの一つは、半田高校に置かれていたのであった。
また新美文庫には鳥獣戯画、万葉集、源氏物語絵巻といった有名な作品の複製が数多く所蔵されていて、昔は貸し出しもしていたそうだ。今回鳥獣戯画の複製を間近で見ることができた。十メートル越えと非常に長いので、教師と生徒が協力しあって絵巻を巻いている光景が印象的だった。
このような体験を通して古典により興味を持ち、自分の世界を広げていくことができた、とても有意義な講演だった。