「法曹と語る会」を実施しました

10月8日(金)、3期考査の最終日の業後に「法曹と語る会」を行いました。

今年度は1,2年生合わせて25名の参加があり、また法曹界からは12名の弁護士・検事・裁判官の方々にご参加を賜りました。

この会は、始めに「分科会」として、裁判官や弁護士の方2名ずつと、生徒4,5名に分かれて、座談会を行います。「弁護士になるにはどうすればいいか」「どんな学生時代を過ごしたか」など、様々な質問が飛び交いました。ここでしか聞けない仕事の秘話や、お金や休日の話などなかなか直接聞くことのできない話題にも率直なお話をいただき、会場には感嘆の声やおだやかな笑い声が広がりました。

「分科会」の後は全体での討論会に移りました。「死刑制度」「少年法」など、テーマに沿って全体で意見を出し合い、議論を進めていきました。「SNSでの誹謗中傷」「実名報道」など生徒の生活にも大きく関わる部分にも話題が発展し、非常に活発な討論を行うことができました。

全体での討論会終了後、山下弁護士から閉会の挨拶で「この行事(法曹と語る会)は伝統行事で、学生時代にこの行事に参加し、実際に弁護士になった卒業生も多い。ぜひここにいる生徒たちも志を持って頑張ってほしい」という温かいメッセージをいただき、参加した生徒たちも最後まで真剣な表情で話を聞いていました。

本校はSSH校として国から指定を受けていますが、このような人文科学分野における課題研究の取組によっても総合的な科学的リテラシーの育成につながると考えています。