株式会社デンソーと共同事業を実施しました

6月17日(金)の探究Iにて株式会社デンソーと共同で基調講演を行いました。

テーマは「世の中を変えたQRコード開発物語」で、QRコードを開発した株式会社デンソーウェーブの原昌宏氏に講演をしていただきました。QRコードが開発される過程を紹介していただき、最後にはユーザーの使いやすさを最優先に考えて開発したことが、世界に普及した理由だと述べていました。また、高校生には夢と好奇心を持ち続け、失敗を恐れず、思った事はすぐに実行してほしいと伝えていました。

講演の後は「身近な困りごと、不思議に思うことは何か。また、それを解決したい理由は何か」というテーマでグループ討議を行いました。討議後は代表グループによる発表を行い、「朝の満員電車を解決したい」「髪がうねるのはなぜか」などの内容が発表されました。

最後には、発表を聞いた原氏から「良い研究は良いテーマから」であるとまとめていただき、良いテーマとは何かについて教えていただきました。

大学教授を招いてのサイエンスレクチャーを実施しました

5月27日(金)に本校七中記念館と生物室にて、サイエンスレクチャーを実施しました。今年は名古屋大学博物館元館長 大路 樹生 特任教授をお招きして「古生物学の魅力~すべてはフィールドから~」をテーマにレクチャーしていただきました。

前半は大路教授がモンゴルへ化石を発掘しに行く過程を紹介していただいたり、採取した化石から生物の巣穴構造を明らかにしていく研究方法などを教えていただきました。後半は質疑応答にて在校生の質問にいくつも答えていただきました。最後にはSSH自然科学部が発掘した化石を見てもらい、分析のアドバイス等を教えていただきました。

長崎大学の先生に出前授業をしていただきました。

2月上旬、1年生家庭基礎の授業にて、長崎大学医学部保健学科の先生らによる出前授業(Zoom)が行われました。

テーマは「プレパパ・プレママ教室~妊娠中の遺伝学的検査について考えてみよう~」で、NIPT(母体血胎児染色体検査)や羊水検査について体験型の授業をしていただきました。NIPTや羊水検査は出生前に行う遺伝子検査で、胎児のダウン症などにつながる染色体異常を調べることができる検査です。生徒たちは検査によって発生するリスクを学んだ後、自身またはパートナーが妊娠したと仮定して遺伝子検査NIPT(非確定検査)を受けるかを考えました。また、検査を受けて陽性だった場合に次の羊水検査(確定的検査)を受けるかまで考え、その考えをグループで話し合いました。体験を終え、生徒たちは遺伝子検査を受検することに慎重さが必要ということや「命の選別」という課題について学んだ様子でした。

 

愛知県立大学の先生に授業をしていただきました

2月3日(木)の5限探究Ⅰにて、愛知県立大学日本文化学部 国語国文学科の三宅宏幸先生による出前授業(Zoom)が行われました。

「浮世絵『七福神』を『読』む?」をテーマに、くずし字の読み方や浮世絵について授業をしていただきました。生徒は、文化頃に描かれた浮世絵に添えられたくずし字によって書かれた狂歌を読み取ったり、その浮世絵についての先行研究から疑問点を考えたりしました。最後にはその浮世絵の元となったからくりが、半田市の亀崎潮干祭の山車からくりにまだ残っていることから、古典は身近につながっていることを学びました。

医学科研究会を開催しました

12月23日(木)の終業式後に、1,2年生の医学部医学科志望者を対象として、医学科研究会を開催しました。

この会は、今年度から新たに始めた企画で、本校から医学部医学科を志望する生徒をバックアップするためのものです。

今回は、医系専門予備校メディカルラボから講師の先生にお越しいただき、医学部医学科受験の特徴やその対策について講演していただきました。

前半は医学部入試の現状についてということで、医学部入試の難易度や大学ごとでの出題傾向の違い、そして一般入試でも課される面接試験の重要性についてお話いただきました。

後半は医学部合格に向けて必要なこととして

・基礎学力の充実

・過去問分析から出題傾向に合わせた学習

・医療現場に立つ覚悟

について、それぞれお話いただきました。

参加生徒は1年生17名、2年生7名の計24名で、皆熱心に聞き入っていました。医学部医学科志望者全員が第一志望校に合格できるように、今後もしっかりバックアップしていきます。

サイエンスレクチャー(公開・名古屋工業大学)を行いました

8月22日(木)、名古屋工業大学生命・応用化学専攻(しくみ領域)との高大連携事業として、地域の高校生が参加できる実験実習講座「サイエンスレクチャー(公開・名古屋工業大学)」を実施しました。

阿久比高校(5名),日本福祉大学付属高校(2名)および半田高校(3名)の計10名の生徒が名古屋工業大学 生命・応用化学専攻を訪問し、「可視吸光光度法による鉄(Ⅱ)とニッケル(Ⅱ)の同時定量」のテーマで、安井孝志准教授から可視光吸光度計を用いた講義および実験実習を受けました。

普段使い慣れていない実験道具や装置などを操作するため、最初は慣れない手つきでの操作でしたが、次第にコツを掴んで手早く正確に操作することができるようになりました。
また、他校の生徒と同じ班で実験をすることで、他者とも協働的に実験を進めていく経験を積むことができました。

※吸光光度法を原理とした分析装置は半田高校に常設してありますので、利用をご希望される方がいらっしゃいましたら、SSH担当小澤までお問い合わせ下さい。

高大連携サイエンスレクチャー(校内向け)名工大を実施しました。

7月17日(水)、本校自然科学部生徒6名が名古屋工業大学生命・応用化学専攻(しくみ領域)を訪問し、安井孝志准教授から可視光吸光度計についての講義および実験実習を受けました。

講義・実習に先立ち、生徒が現在研究している内容について発表し、安井先生やTAの大学院生から助言やアドバイスを受けました。

その後、可視光吸光度計を用いた濃度分析の実験実習を行いました。生徒達は慣れない操作に戸惑いながらも、吸光度計から得られる測定結果に目を輝かせていました。今後、半田高校にもある可視光吸光度計をより活用するための沢山のヒントを得ました。

8月22日(木)には他校生徒にも公募する高大連携サイエンスレクチャーを計画しています(詳しくは「サイエンスレクチャー【名古屋工業大学】のお知らせ

2019年7月12日」をご覧下さい。)

高大連携事業【名古屋工業大学研修】を実施

本年度の半田高校SSH高大連携事業を名古屋工業大学で実施しました。本校のSSH自然科学部生徒4名が名古屋工業大学大学院しくみ領域 生命・応用化学専攻 分析化学研究室へ訪問し、分析化学における専門的領域・分野について研修しました。

今回は、イオン選択電極を用いた陽イオン、陰イオンの測定法、原子吸光分析法などを基本理論から学び、
5月25日,6月1日, 8日,15日の4回にわたり講義、実験、実習を行いました。最終回ではSSH自然科学部生徒の研究に対し直接指導、助言をいただき、大変実り多き研修となりました。

御指導いただきました、名古屋工業大学大学院しくみ領域 生命・応用化学専攻 教授 高田岳先生、准教授 安井孝志先生、助教 前田友梨先生、安全管理室職員 小澤忠夫先生はじめ大学院生の皆様に感謝いたします。

第1日5月25日(金)の様子(生徒研究のプレゼン及びイオン選択電極の基礎講義)

第2日6月1日(金)の様子(イオン選択電極の製作と測定及び検量線作成)

第3日6月8日(金)の様子(原子吸光法の基礎講義及びナトリウムイオン濃度測定)

第4日6月15日(金)の様子(イオン選択電極による塩化物イオン測定及び研究指導・助言・総括)