- 日時
- 平成26年1月11日(土)
- 会場
- 半田空の科学館
- 演題
- 『科学はみることから始まる―カーボンナノチューブの発見―』
- 講師
- 飯島 澄男 様 (名古屋大学特別招聘教授)
- 講演の様子
「高分解能電子顕微鏡の開発と材料研究及びカーボンナノチューブの発見」を理由に文化勲章を受章された先生ですが、演台を降りながら、生徒と近い距離でお 話しくださいました。内容は主に、自然科学における「みる」ことの重要性や、そのための手段についてなどで、具体例が豊富に用いられた講演でした。また、 先生ご自身の高校時代、大学時代のエピソードや、今にいたるまでの経緯のお話から、いろいろなことに興味を持ち、積極的に自分から動いていく姿勢が、後の 研究やご活躍へつながる背景にあることがわかりました。
高校生へのメッセージとして、一番好きなことを見つけ、果敢に挑戦するためには、一生懸命になれることを見つける必要があるが、そのためには、まず準備のために一生懸命勉強しなければならないといった言葉をいただきました。
交流会では、電子顕微鏡の性能やカーボンナノチューブの性質についてなど、生徒から多くの質問が出されました。先生は、一つ一つの質問に丁寧に、詳しくお答えくださり、とても有意義な交流会になりました。
- 参加生徒アンケートより
- 「カーボンナノチューブ」と言われても、今日までは「名前は知ってるけど・・・」程度だったのですが、今日の講演をきいて、 身近なところで使われていて、これからも活躍していくものだとわかり、とても勉強になりました。
- とても面白かった。化学は苦手だけど、今日の話をきいて、面白いし、化学への意欲がましたと思う。
- カーボンナノチューブについてだけではなく、「見ること」についても教えていただけて、とても楽しめました。普段の生活では 学ぶことができないことを多々知れて、良い経験となりました。