平成30年度 第3回 サイエンスコミュニケーション

日時
平成30年10月20日(土) 14:00〜16:45(受付 13:30〜)
会場
愛知県立半田高等学校 柊陵会館2階学習室(名鉄河和線住吉町駅から徒歩5分)
演題
光る分子が拓く未来
講師
山口 茂弘  様 (名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所)
山口 茂弘

平成 3年 3月  京都大学工学部合成化学科卒

平成 9年 3月  学位取得:京都大学 博士(工学)

平成12-13年  マサチューセッツ工科大学客員研究員

平成13-16年  科学技術振興事業団 さきがけ研究21研究員兼任

平成15年1月  名古屋大学理学研究科助教授

平成16年12月-  科学技術振興事業機構 SORST研究員兼任

平成17年3月  名古屋大学理学研究科 教授

平成24年12月-  名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所教授

キーワード
  • 有機分子
  • 蛍光
  • 有機EL
  • 超解像イメージング
講師の先生から

化学の圧倒的な魅力の一つは,自分で「デザイン」した分子を,世の中に実在する物質として生み出せる点にある.実際にモノを手にしたときの喜び,感動こそが合成化学の醍醐味である.再結晶でキラキラと結晶が生まれてくる姿は人をワクワクさせるし,その物質が強い蛍光を示す分子だったりすると,その光輝く姿はいつまでも飽きずに眺めていたい.そして,それが,新たな技術,新たな分野を拓く鍵になる分子であればどれほど素晴らしいか.本講演では,ディスプレイなどの未来エレクトロニクス技術,さらには生命科学分野の発展に不可欠なバイオイメージング技術を大きく進歩させられる蛍光分子を,いかに創るかについて話をしたい。

ポスター
第3回校外案内
講演の様子

10月20日(土)予定通り第3回サイエンスコミュニケーションを開催しました。山口先生をお迎えし、『光る分子で拓く未来』をテーマとして講演、交流会が行われました。多くの中学生、高校生、保護者の皆さんが参加され、タイのマヒドン校から来た8名の生徒も加わり、公演後の交流会では活発に質疑応答が交わされました。山口先生はノーベル化学賞を受賞した下村脩さん(奇しくも前日逝去)にも触れ、光る分子とは何か、それがどのような世界を創るかについて、生徒に分かりやすい言葉を選びながらお話しくださいました。化学の履修・未履修に関係なく、光る分子や合成化学の魅力について、生徒は興味深く聞き入っておりました。

講演の様子
参加者の感想(アンケートより)

・化学、生物学、医学は密接な関係にあることがわかった。文系だから、とか苦手だから、とかいう理由で疎遠にならずにこれからも興味を持って理系の分野を学んでいきたいと思った。
・「ガラスが支える1日」という動画を見て、よく漫画でも見るような世界が本当に現実の世界となるのかと思うと、とてもわくわくしました。科学が人間の世界を豊かにするのは本当なんだと思いました。
・これからの時代は、学科の枠を超えて研究を行う時代になるのだなと感じた。