令和2年度 第4回 サイエンスコミュニケーション

日時
令和2年12月18日(金) 14:00〜16:45(受付 13:30〜)
会場
愛知県立半田高等学校七中記念館(名鉄河和線住吉町駅から徒歩8分)
演題
宇宙暗黒物質は未知の素粒子か?
講師
久野 純治 先生 (名古屋大学大学院 理学研究科 教授)
久野 純治
講演要旨

この宇宙には、未知の物質、暗黒物質が存在していることが様々な観測からわかっています。暗黒物質は我々を構成する通常物質よりも大量に宇宙に存在する一方で、我々の体を突き抜けていってしますような幽霊のような物質で、宇宙の始まりから存在していたと考えられています。多くの研究者は理論的考察からその正体は未知の素粒子の1つであると考えています。この講演では、なぜ、未知の暗黒物質があるとわかったのか、なぜ暗黒物質は未知の素粒子であると考えているのか、さらに、その正体解明のためどういった実験や観測が現在行われているのかを説明します。

キーワード
  • 宇宙の始まり
  • 素粒子
  • 宇宙暗黒物質
講師の先生から

あるのかないのかわからないところから始まった宇宙暗黒物質の正体。暗黒物質が提案されてから100年近く経つ現代科学における大きな謎です。もしかするとその正体が間も無くわかるかもしれないという、ワクワク感を伝えらたらと思います。

ポスター
第4回校外案内ポスター
講演の様子

12/18(金)令和2年度第4回サイエンスコミュニケーションを開催しました。名古屋大学理学研究科から久野純治先生をお迎えし、講演と交流会を行いました。物質の構成や素粒子とは何か、宇宙暗黒物質という存在がうたわれているものの正体とはいったい何なのか、について最近の知見も交えて講演をいただきました。目には見えないものを観測することによって宇宙の起源を探る壮大かつロマンのあるお話をしていただき、刺激になったと思います。

講演の様子
参加者の感想(アンケートより)

イントロダクションが暗黒物質についてわからない人でも分かるような比喩等を使っていたので、聞きやすかったです。

自分があまり触れることがなかった分野の話を聞けて面白かったです。

暗黒物質という名前は初めて聞いたけど、存在は分かっているのに、未だ見つかっていないので、本当に未知の物質だなと思った。特にほとんどの暗黒物質は物質をすり抜けてしまうのがすごい不思議だった。この性質があるということは、暗黒物質が見つかり、どんどんその性質についてわかっていったら、将来の科学技術に応用できそうだなと思った。もともと宇宙に興味があったので、暗黒物質だけでなく、宇宙の歴史などについても聞くことができてとてもよかった。