- 日時
- 令和7年7月15日(火) 14:00〜16:30(受付 13:30〜)
- 会場
- 愛知県立半田高等学校 七中記念館
- 演題
- 変動する大地を宇宙からみる
- 講師
- 鷺谷 威 様 (名古屋大学減災連携研究センター)
-

- 講演要旨
我々の足元にある大地は常に運動し変化し続けており、大地震や火山噴火などの自然災害により我々の生活を脅かします。近年、GNSSや合成開口レーダーなどの宇宙測地技術の発達により、こうした大地の変動を高精度かつ連続的に監視することが可能となってきました。その結果、将来の大地震発生に向けてエネルギーが蓄積される様子が克明にわかるようになり、地震が起きていない時に断層がゆっくりと動く「スロースリップ」や大地震の後に十年以上かけて生じる「余効変動」など新たな現象が見つかり、地球に対する理解は進みつつあります。今回の講演では、最新の宇宙測地技術について紹介し、それによって明らかにされつつある地球のダイナミックな姿についてお話しします。
- キーワード
- 宇宙測地技術
- GNSS
- 合成開口レーダー
- 地震
- 火山
- 地殻変動
- ポスター
- R7_第1回案内ポスター
- 講演の様子
保護者や地元の小・中学生あわせ、のべ50人ほどの参加者の中講演が行われました。
生徒たちは未知の専門知識に対し、興味津々の様子で講演に聞き入っていました。
- 参加者の感想(アンケートより)
・スマートフォンに搭載されているようなGPSではメートル単位の精度で位置を特定できるのに対し、精度の高い測定器ではミリメートルの精度で観測できるようになっているそうで、現代では測地学を利用して地殻変動を観測、地震の前後の状況が現地に行かなくても細かく見えるようになってきたということに驚きました。



