平成25年度 第6回 サイエンスコミュニケーション

日時
平成26年2月8日(土)
会場
半田空の科学館
演題
『世界を変える分子をめざして:小さい分子レゴ、合成化学』
講師
伊丹 健一郎  様 (名古屋大学理学研究科 教授)
http://www.handa-h.aichi-c.ed.jp/27ssh/ssh-commu/25/commu6.jpg
講演の様子

講演では、ご自身が化学者を志したきっかけが、趣味と関連づけた一種の思いこみであったことなど、親しみがわくようなエピソードを、気さくな雰囲気でお 話しくださいました。また、合成化学について、例えや実例などを挙げながらわかりやすくご説明くださいました。生徒たちも興味津々の様子で聞き入ってお り、しばしば笑いが起こっていました。
交流会では、分子を組み合わせる方法や、研究所を立ち上げるきっかけ、今研究している内容についてなど、生徒からの質問が沢山出されました。意欲の高い中学生からも質問があり、先生も丁寧にお答えくださいました。

参加生徒アンケートより
  • 先生ご本人のお話や、身近なものの具体例など、お話が面白くて、わかりやすく、 難しいはずの話も理解することができました。 特に、元が同じ分子でも、合成することによって様々なものに変わるところに驚き、印象に残っています。 苦手意識の強かった化学に、興味を持つことができたと思います。
  • 合成化学にとても興味をもったし、化学者に対するイメージがかなり変わった。未来に対して希望をもつのではなく、 未来への希望をつくりだしていけるような化学者がすごいと思った。化学者も遊ぶのですね。
  • 分子って教科書の中に書いてあるだけでこんなもの勉強しても意味ないって思ってたけど自分の身の回りに関係あることだったし面白かった。 今までは分子→記号→難しい→嫌いって感じだったけど、分子はただの記号じゃなくて未来を変えるスーパーヒーローだってわかった。 これからは化学の授業がちょっと面白くなりそうです。