- 日時
- 令和5年1月21日(土) 14:00〜16:45(受付 13:30〜)
- 会場
- 愛知県立半田高等学校七中記念館(名鉄河和線住吉町駅から徒歩8分)
- 演題
- 謎の粒子、ニュートリノ
- 講師
- 久野 純治 様 (名古屋大学素粒子宇宙起源研究所)
- 講演要旨
ニュートリノは素粒子の1つで、「幽霊粒子」と呼ばれることもある、謎の多い素粒子です。実は我々の周りをたくさん飛び回っていていることがわかっています。人体からも出ています。日本のニュートリノ研究はこれまで世界をリードしてきました。そして、2015年東京大学宇宙線研究所の梶田隆章先生はニュートリノ振動という現象を発見したことでノーベル賞を受賞しました。本講演では、ニュートリノがどのように発見されたのか、そして梶田先生の発見したニュートリノ振動とはどういう現象なのか、さらにこのニュートリノ振動の発見が、素粒子や宇宙の成り立ちの理解にどういうインパクトがあったのかを説明します。
- キーワード
- 素粒子
- ニュートリノ
- ニュートリノ振動
- スーパーカミオカンデ
- 講演の様子
1/21(土)令和4年度第5回サイエンスコミュニケーションを開催しました。名古屋大学素粒子宇宙起源研究所から久野純治先生をお迎えし、講演と交流会を行いました。素粒子研究の楽しさやその成果の活用についてお話いただきました。素粒子の一種であるニュートリノを「おばけ」に例えるなどユニークな話しぶりに大いに興味をそそられる内容となりました。
- 参加者の感想(アンケートより)
基礎物理で習うような、身近なうなりという現象がニュートン振動という形で、あまり馴染みのない素粒子の世界でも表れていることに驚いた。
100%理解はできていないと思うけど自分でも調べてみたりこれから物理を学習して深めていきたいと思った。 今物理で学んでいる波がいろんなところにある理論?がすごい面白そうだと感じた。
難しい話だったけど、ニュートリノの研究から様々な新しいことが分かると知ってワクワクした。