令和5年度 第3回 サイエンスコミュニケーション

日時
令和5年12月21日(木) 14:00〜16:45(受付 13:30〜)
会場
愛知県立半田高等学校七中記念館(名鉄河和線住吉町駅から徒歩8分)
演題
身近な現象と数学~コロナ禍から渋滞など~
講師
大平 徹  様 (名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授)
大平 徹
講演要旨

この講義では、実は数学が学問の世界を超えて、我々の身の回りで起きていることを分析するのに縁の下の力持ちとして役に立っている事例をご紹介します。特に題名にあげたようにコロナの感染者数や高速道路での渋滞などを数式でどのように考えるのか、お話しをしたいと思います。

講師の先生から

高校では数学は与えられた問題を解くということが中心で、理系の一部になっていますが、実は自然や社会の様々な現象を記述する「言語」の役割も重要です。今回は、具体的な事例を通して、このような数学の側面をお伝えしたいと思います。

ポスター
第3回案内ポスター
講演の様子

12月21日(木)に令和5年度第3回サイエンスコミュニケーションを開催しました。今回は名古屋大学大学院多元数理科学研究科より、大平徹先生をお迎えし、講演と交流会を行いました。鳥の群れや渋滞などの身近なものと数学がどのように関連しているのかということを中心にお話しをいただきました。普段は聞くことができないとても興味深い内容でした。

講演の様子
参加者の感想(アンケートより)

数式が出てくると難しいと思ってしまいがちですが、日常に素因数分解が使われれているなど、身近に隠れていたのだなあと思いました。知らないことが知れてよかったです。

自然や社会の様々な現象を分析したり予測したりすることに数学が役立っていることに興味を持ちました。専門的な数学の知識がなくても、コロナウイルスの感染者数の予測や、渋滞、暗号などを数式でどのように考えるのかよく分かりました。身の回りの事例と数学の関係について自分でも考えてみようと思いました。