平成25年度 第7回 サイエンスコミュニケーション

日時
平成26年3月15日(土)
会場
半田空の科学館
演題
『太陽活動と地球の環境』
講師
草野 完也  様 (名古屋大学太陽地球環境研究所 教授)
http://www.handa-h.aichi-c.ed.jp/27ssh/ssh-commu/25/commu7.jpg
講演の様子

今年度最後のサイエンスコミュニケーションでは、私たちにとって欠くことのできない母なる星、太陽の活動についてお話しいただきました。約11年毎に変動 する黒点の動きは、ガリレオ=ガリレイによって既に観察されていたことを、ガリレオによる詳細なスケッチとともにご紹介いただきました。この黒点の部分で は強い磁力線が放出されていて、太陽系最大の爆発である太陽フレアの発生や、地球上でのオーロラの出現に大きく関わっています。普段は北極、南極など高緯 度でしか観察できないオーロラですが、過去に太陽活動が活発な時には、日本の中部地区でも観察出来るほどのオーロラが現れたという記録が残っています。そ して現代で同様の大規模な太陽フレアが発生した場合、地球上の精密機械に与える影響が心配されているそうです。普段は意識していない太陽の活動が、地球上 の環境や私たちの社会システムに与える影響について考える、大変貴重な機会となりました。

参加生徒アンケートより
  • 太陽は、割と身近で知っていることも多いのかな、と思っていたけど、講演を聞いて知らないことばかりだと気づかされました。また、大変わかりやすく、よく理解できました。
  • とても分かりやすく、より太陽や、これから太陽が地球へ与える影響について学びたいと思いました。太陽が謎につつまれ、面白い星だと分かりました。
  • テレビでも時々太陽の特集をやっているが、それよりもさらに踏み込んだ内容でより興味を持って聞くことができました。