平成28年度 第5回 サイエンスコミュニケーション

日時
平成29年2月4日(土) 14:00〜17:00(受付 13:30〜)
会場
愛知県立半田高等学校柊陵会館学習室(名鉄河和線知多半田駅から徒歩8分)
演題
『光る分子が拓く未来』
講師
山口 茂弘  様 (名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授)
山口 茂弘

平成 3年 3月 京都大学工学部合成化学科卒
平成 9年 3月 学位取得:京都大学 博士(工学)
平成12-13年 マサチューセッツ工科大学客員研究員
平成13-16年 科学技術振興事業団 さきがけ研究21研究員兼任
平成15年1月 名古屋大学理学研究科助教授
平成16年12月- 科学技術振興事業機構 SORST研究員兼任
平成17年3月 名古屋大学理学研究科 教授
平成24年12月- 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所教授

ファシリテーター
杉山 直  様 (名古屋大学大学院理学研究科 教授)
講演要旨

化学の圧倒的な魅力の一つは,自分で「デザイン」した分子を、世の中に実在する物質として生み出せる点にある。実際にモノを手にしたときの喜び、感動こそが合成化学の醍醐味である。再結晶でキラキラと結晶が生まれてくる姿は人をワクワクさせるし、その物質が強い蛍光を示す分子だったりすると、その光輝く姿はいつまでも飽きずに眺めていたい。そして、それが、新たな局面、新たな技術、新たな分野を拓く鍵になる分子であればどれほど素晴らしいか。本講演では、ディスプレイや照明などの未来エレクトロニクス技術、さらには生命科学分野の発展に不可欠なバイオイメージング技術を大きく進歩させられる蛍光分子を、いかに創るかについて話をしたい。

講演会の後、山口先生と交流する時間を設けています。この機会に最先端の科学にふれてみませんか?

ポスター
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