令和元年度 第5回 サイエンスコミュニケーション

日時
令和2年2月1日(土) 14:00〜16:45(受付 13:30〜)
会場
愛知県立半田高等学校 七中記念館(名鉄河和線住吉町駅から徒歩8分)
演題
巨大太陽フレアの謎 ~宇宙の嵐から私達の生活を守るために~
講師
草野 完也  様 (名古屋大学宇宙地球環境研究所)
草野 完也
講演要旨

太陽ではしばしば太陽フレアと呼ばれる爆発現象が発生します。最近、これまで知られていない巨大な太陽フレアが千年に一度程度、太陽でも起きる可能性があることが分かってきました。こうした巨大太陽フレアは宇宙の嵐を引き起こし、私達の生活にも大きな影響を与えます。巨大太陽フレアと宇宙の嵐とはどんなものなのでしょう?それはどのような影響を私達の生活にもたらすのでしょう?そうした疑問に応える最新の科学研究の成果を分かりやすくお話します。また、宇宙の嵐から私達の生活を守るためのなされている研究の最前線もご紹介します。

キーワード
  • 太陽フレア
  • 宇宙の嵐
  • オーロラ
  • 磁気嵐
  • 宇宙天気
講師の先生から

宇宙時代に生きる皆さんの生活は常に宇宙とつながっており、そのつながりは今後さらに強くなるでしょう。これから多くの若い皆さんが宇宙を仕事の場として活躍されることと思います。この講演を通して、宇宙と宇宙の研究を是非、もっと身近に感じて欲しいと思います。

講演の様子

2月1日(土)予定通り、令和元年度第5回サイエンスコミュニケーションを開催しました。名古屋大学大学宇宙地球環境研究所から草野先生をお迎えし、講演と交流会が行われました。太陽の黒点は太陽中の磁場が飛び出してきたものであり、その磁場が太陽フレアを引き起こしている。太陽フレアは、地球の通信網に影響を及ぼすため、太陽を観察することで太陽の天気を予測し、被害を未然に防ぐことができる。一見我々の生活とは関係が少なそうな宇宙の研究が、人類のためになるというお話を、中高生にも分かりやすい表現でお話しいただきました。

サイエンスコミュニケーションは来年度も開催予定です。日程が決まり次第、このHPに掲載いたします。引き続き次回以降のサイエンスコミュニケーションへの参加をお待ちしております。

講演の様子