1. ブライアンストン校との交流
①訪問に向けた勉強会
自然科学の内容に関する英語の語彙を習得させるため、自然科学に関する文献を生徒らに読ませる勉強会の時間を設けた。また、大英博物館で自分が研究したいと思うテーマを決めさせ、下調べをさせた。
②共同実験のテーマ決定
ブライアンストン校の交流生徒が決定して物理班と生物班に分かれた後、それぞれの班で行ってみたい実験テーマを考えさた。その意向を踏まえて、共同実験の 方向性をブライアンストン校の教諭と話し合った。その結果、物理班は自動車の車体の形状と空気力学を組み合わせた実験研究を、生物班は心拍数と年齢や国籍 の相関を調べることになった。
③共同実験に向けての準備
生物班は事前準備としてできるだけ多くの生徒の心拍数を図ることを試みたが、考査などの事情で準備が整わず、データを十分に検討する時間を設けることがで きなかった。物理班に関しては、未学習である空気力学の基礎知識を学ぶことと、案連する分野の英語の語彙を習得する程度にとどまった。
④共同実験
自然科学主任教員が学校の施設ガイドを行った後、2班に分かれて共同実験に入った。生物班は、自分たちの安静時と運動時の心拍数の変化とリカバリーの変化 を測定し、データをまとめることになった。物理班はレゴを使って様々な形態のカーモデルを作り、装置を使ってリフトとダウンフォースの数値の変化を記録 し、データをまとめることになった。
⑤プレゼンテーション
プレゼンテーションをして実験結果の報告を行った。物理班は、パワーポイントに結果をまとめてブライアンストン校の生徒と本校の生徒が共同で結果発表を行った。一方生物班はデータの集計用紙を貼り出して発表した。
2. 英国の自然科学関係の博物館等における研修
①大英博物館
「メソポタミア文明について」「パルテノン神殿について」「アイボリーマスクについて」「ラテンアメリカ文明について」「ロゼッタストーンについて」 「ミイラについて」という6つの異なるテーマで下調べをした資料をもとに、6人でそれぞれの展示物を見に行き、その歴史と科学技術との関わりについて学ん だ。
②自然史博物館
自然史博物館は海洋生物と哺乳類のゾーン、地球科学のゾーン、昆虫・鳥類・恐竜ゾーン、現代科学技術のゾーンに分かれており、さまざまな展示物と解説を見て学習をした。自然の雄大さと未知なる自然科学へのさらなる興味関心を持った。