平成28年度は、平成29年3月3日(金)から3月8日(水)までの6日間、1年生3名、2年生2名の合計5名が英国研修に参加しました。訪問先は、英国のブライアンストン校です。
日 付 | 行 程 |
3/3(金) | 中部国際空港-(東京国際空港(羽田))-ヒースロー国際空港 -ブランドフォード【泊】 |
3/4(土) | ブランドフォード-ブライアンストン校(学校見学・研修)-ブランドフォード【泊】 |
3/5(日) | ブランドフォード-ブライアンストン校(研修)-ブランドフォード【泊】 |
3/6(月) | ブランドフォード-ブライアンストン校(研修)-ロンドン【泊】 |
3/7(火) | ロンドン-ロンドン市内(研修)-ヒースロー国際空港-【機内泊】 |
3/8(水) | -(東京国際空港(羽田))-中部国際空港 |
1年生の3名の生徒が物理班として、飛行機の主翼の形を模した物体を用いて流体力学の基礎を学習し、その後羽根車を使った風力発電の実験を行いました。また、2年生の2名の生徒が化学班として、学校内のさまざまな場所から水を採取し、その硬度をはかることで水質についての理解を含める実験を行いました。両班とも訪問校の生徒の適切なリードのもとで協働的に活動できました。実験最終日には、訪問校と本校の生徒が実験内容を分担して,パワーポイントやポスターを用いた実験を英語を用いて発表しあいました。
実験の発表のあと,2年生2名が自主的に和算に関する研究を行っており、その内容を英語で発表し、訪問校の生徒や先生に聴いていただきました。そこでは、和算家が残した遺題の一例を、現代数学の解法と和算を用いた解法とを比べることで、いかに和算を用いた解法が美しいかということを伝える内容でした。訪問校の生徒は、真剣に発表に聞き入り、その後質問をするなど興味深く反応を示していました。本校生徒は、異国の地で英語による発表を行えたことから大きな自信をつけることができました。
自然史博物館は、海洋生物と哺乳類、地球科学、昆虫・鳥類・恐竜、現代科学技術の各ゾーンにわかれており、さまざまな展示物が陳列されています。科学博物館は、産業革命といった技術と産業や社会のテーマでもって展示されており、ワットの蒸気機関の実物が動態保存されています。自然の雄大さや科学技術の英知などを知ることができ、自然科学に対する興味関心をさらに深める経験となりました。
生徒の研修後所感の一部を紹介します。
「生徒が主体となって考え,動いている,生徒の自主性が重んじられていると思った。」
「最初はあまり聞き取れなかった英語も,日がたつにつれて聞き取れるようになり,コミュニケーションの大切さがとてもよく感じられた。」
「英語で理解するには,日本語での知識が必要だと思った。」
生徒の所感を振り返ってみると、探究的な活動に対して慣れている訪問校の生徒を目の当たりし、よい刺激を受けてきたことが伺えます。また、コミュニケーションのあり方についても意識し、向上をはかることのできる研修となりました。