平成29年度は、平成30年1月24日(水)から1月28日(日)までの5日間、2年生3名がタイ国研修に参加しました。訪問先はタイ国、マヒドン高校(Mahidol Wittayanusorn School)です。
1/24(水) 中部国際空港-スワンナプーム国際空港-ワット・ポー-バンコク市内のホテル【泊】
1/25(木) ホテル-LIXIL Rangsit工場-サイアムオーシャンワールド-マヒドン高校【泊】
1/26(金) マヒドン高校(Open House研修)【泊】
1/27(土) マヒドン高校(Science Fair 2018研修)-スワンナプーム国際空港【機内泊】
1/28(日) スワンナプーム国際空港-中部国際空港
バンコク市内研修の様子
1日目と2日目にそれぞれワット・ポー、サイアムオーシャンワールドを訪れ、タイ国の歴史や文化、風俗に触れました。ワット・ポーはタイ最古の寺院とあって、建造物が立ち並ぶ様は壮観でした。同じ仏教としてくくられますが、日本のものとは全く異なる趣で、生徒たちもその違いに驚いていました。
サイアムオーシャンワールドはショッピングモールの地下に併設されている水族館で、その大きさはなんと東南アジアでも最大級です。東南アジアの温暖な水域に生息する水生生物は、日本の水族館で見られるものとは違い、ここでも国際性を感じることができました。
LIXIL Rangsit工場研修の様子
2日目の午前、(株)LIXILのタイRangsit工場を訪れ、工場内見学を含む研修を行いました。
本研修の前には、愛知県にある榎戸工場にて事前研修を行っており、LIXILの製品や生産体制についてある程度理解をした上で研修を実施しました。
研修では日本と海外の工場の違いについて学ぶことができました。具体的には気候による原料の種類、比率の違いや、加工の仕方などです。また、日本では機械が工程の大部分を占めていますが、タイでは人が手作業で行っている部分が多くありました。これは国民性や人件費の違いからくるものではないかと生徒は考察しました。
ポスター発表・オーラルプレゼンテーションの様子
3日目からは、今年度、連携基本合意を結んだMahidol Wittayanusorn School(マヒドン高校)を訪問し、MWITS Open House、Science Fair 2018に参加しました。
Science Fairでは、参加した生徒の研究「Research into the influence of ions in seawater on plants’growth」の成果について、 3人が1組となってポスター発表や口頭発表を行い、それについて質疑応答を行いました。
ホスト校であるマヒドン校をはじめ、タイ国中から高校生が集まり、それぞれの研究について発表を行いました。ポスター、口頭発表ともに、基本的にコミュニケーションはすべて英語で行われます。初めは海外の生徒の英語力の高さに圧倒されていましたが、次第に自分たちもよりよく理解してもらいたいという思いから、間違いを恐れず、積極的にコミュニケーションしていけるようになりました。
海外からは本校以外に、日本の早稲田大学本庄高等学校、オーストラリアのJohn Monash Science Schoolの生徒が参加しました。
本研修は今回で3回目を迎えました。派遣された生徒は大変貴重な経験を得て帰国します。海外に行くということだけでなく、学術的なフェアに参加し、英語でコミュニケーションを行い、時には悔しい思いをしながらも、自分たちの考えが伝わることの喜びを体感します。この経験が、今後の彼らの大きな力になることを期待しています。