令和7年4月開校予定の半田高校併設中学校の新校舎および新体育館の建設予定場所を紹介します。
令和7年4月開校予定の半田高校併設中学校の新校舎および新体育館の建設予定場所を紹介します。
平成27年度の記念講演会は、わが国初の長野県野辺山に大型電波望遠鏡の設計から建設まで中心的な役割を果たし、また、ハワイにすばる望遠鏡の完成にも尽力された元国立天文台台長、海部宣男先生を講師に迎えて行われた。例年と同じく、第1部は講演会、第2部は杉山直先生と の対話を行った。
第1部の講演会では、まず地球が属する太陽系の中の生命探査の話から始まった。金星は灼熱の星で生命はとても存在できない環境にあることや、火星にはか つて海が存在していたこと、木星や土星の衛星には生命が存在してもいいような環境があることなどについてわかりやすく説明された。特に、火星は40億から 30億年前に広大な海があり、地球と似た環境にあったことから、近い将来バクテリアなどの生命の痕跡を発見できるのではないかという点では、興味を抱く話 であった。続いて、地球の生命史の話題となり、地球の生命は原生生物、真核単細胞生物、多細胞生物そして知能をもった人類の誕生と段階を経て変遷してきた ことを説明された。地球の生物がどのように誕生し、進化してきたのかについての認識を深めることができた。最後に、今後の宇宙生命探査の手法の話になっ た。太陽系内では、探査機を送ることとして、遠く離れた星に存在するとされる生命を探すにはどのような手法を用いればよいのか。それは、星に地球と似た生 命が存在すれば、酸素が観測されるはずであり、その痕跡を大型の望遠鏡をつくって研究していくことが今後主流になっていくことであろうとのことであった。 生徒達が大人となった時に、その発見の一報がなされる日がくるかもしれないという夢と希望の持てる話として講演は締められた。
第2部の対話では、海部先生が宇宙の研究をするきっかけは何であったかということを皮切りに、杉山先生とテンポよい話が繰り広げられた。海部先生は、小 さい頃から天文には興味があったが、大学では物理を専門に勉強されたそうである。天文学を専門とする前に、基礎的な内容をしっかりと学んでおく大切さは、 多くの生徒達に伝わる話であった。
質疑応答の時間では、生徒の手も次々と挙がって、それについて海部先生は質問にも丁寧にお答えいただき、充実した時間となった。
2008年ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英先生にご来校いただき、サイエンスコミュニケーションのファシリテータとしてもお世話になっている杉山直先生との対談形式でご講演いただきました。
益川先生が学者を志したことや素粒子の研究をするようになったきっかけ、「小林・益川理論」誕生時の裏話など盛りだくさんの内容をお話しいただきまし た。講演終盤に語られた高校生へのメッセージでは、「若者が成長していく過程には、物ごとに対する憧れとロマンが必要である」という言葉が印象的でした。 講演後、先生と生徒との質疑応答も活発に行われました。
保護者の方にも多数ご参加いただき、充実した講演会を開くことができました。
宇宙物理学の第一人者であり、自然科学研究機構の機構長の佐藤勝彦先生を講師に迎え、第一部として講演会、第二部としてサイエンスコミュニケーションの講師・ファシリテータとしてもお世話になっている杉山直先生との対談を行いました。
講演会は、人類が古代より宇宙に想いをはせてきたのは、自分自身の存在とは何かを知るために行ってきた行為であるとして、ゴーギャン晩年の作品にみられ る「われら何処より来たりしや」「われら何者なるや」「われら何処に去らんとするや」この問いかけこそが科学の問いそのものであるというお話から始まり、 次に、宇宙誕生のモデルとしてよく知られているガモフのビッグバン宇宙論について、さらに、佐藤氏が提案されたインフレーション理論についての話へと展開 されました。インフレーション理論によって、ビッグバン宇宙論の問題点のいくつかを解決できるそうですが、現在ではこの理論を裏付ける観測結果はまだ得ら れていないとのこと。遠くの宇宙を見ることで昔の宇宙がわかるということですが、光を使った観測方法では、インフレーションの生じた時代を観測することは できないため、インフレーションの事実は、光以外の観測手法である重力波の検出によって検証することが期待され、現在さまざまな観測の試みがなされている とのお話でした。
杉山氏との対談では、物理を志した最初のきっかけとして、小学生時代を振り返り、夜空がきれいな環境で育ち、学童期はちょうど人工衛星が打ちあがったこ ろでもあったことから、宇宙をロケットでどんどん行ったら、どこに行き当たるのだろうか、などと考えていたこと、と話されました。また、高校生に向けた エールとして、不思議に思うことを見つけ、心の奥に置いて大事にしていくことが大切だと話されました。
生徒の質問にも一つ一つ丁寧にお答えいただき、充実した講演会となりました。
9月23日(土)に、愛知教育大学理科教育講座化学領域で行われた日本化学会東海支部化学教育協議会が主催する実験実習「グルコースのグリコシド化」に参加してきました。 半田高校から7名、春日丘高校から8名の合計15名が参加しました。 実験に先立ち、感染症の歴史と有機合成による有用分子の合成について学び、グルコースの分子の構造を分子模型を用いて確認しました。 その後、実験の説明や注意点を受けて、グルコースとアルコールの一種を化学反応させる実験を行いました。 反応を待っている間に、昨年度から愛知教育大学による支援で探究活動に活用しているNMR(核磁気共鳴)装置の見学、データの見方のレクチャーを受けました。 最後に化学反応の生成物を薄層クロマトグラフィー(TLC)により分離したり、生成物の還元性を確かめることで、化学反応が正常に進んだことを確認しました。 実習の最後には、主催の日本化学会の代表として愛知教育大学の中野先生から「プロフェッショナルであれ。専門性を極める。世界や国を変えるような行動を。好きであることならできる。次世代の育成を。」と激励の言葉をいただきました。 これからもSSH自然科学部の活動にご注目下さい。
8月11日に開催された「2023年度マリンチャレンジプログラム関西大会」に、SSH自然科学部の水質調査班(2年生のみ3名)が、出場しました。 4月の書類審査、5月のZoomによる研究内容についての面談を通過し、見事、関西大会に出場することができました。 その関西大会には、愛知県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、和歌山県から8校参加し、その中から優秀賞3校が全国大会に選出されます。そして、半田高校はその3校の中に選出され、全国大会に出場することが決まりました。この関西大会での本校のプレゼンテーションには、審査員の先生方からかなりお褒めの言葉をいただき、非常に生徒たちは喜んでいました。また、全部のプレゼンテーション終了後に、ポスター発表を通した他校の生徒や先生方との交流会があり、そこでも非常に好評でした。 2月18日に東京都で開催される全国大会(東京都で開催)に向けて、実験継続して頑張っていきたいとSSH自然科学部の水質調査班のメンバーは張り切っています。
8月4日(金)の13時半から本校で「Jr.サイエンスセミナー」という近隣の小学生・中学生に向けた自然科学に関する実験実習を、SSH自然科学部のメンバーのサポートで実施しました。 テーマ 物理:「放射線の観察;見えないもの(放射線)をみようとして」 化学:「割れないシャボン玉;最硬級のシャボン玉をあなたに」 当日は、小学生・中学生の皆さんが楽しく参加され、笑顔で体験をしているようでした。また、本校のSSH自然科学部のメンバーも参加された皆さんに分かり易く説明しようと頑張っていました。 今年度から、先着順にしました。来年度もよろしくお願いします。
8月8日~10日に開催された「令和5年度SSH生徒探究発表会」に参加しました。 SSH指定校である本校も3期目を迎え、SSH自然科学部の毎日研究に励んでいます。 その研究成果を3年生の3名がポスター発表をし、来年度に向けての全国の高校生のポスター発表を見学する目的で2年生も3名参加しました。 数学・情報分野で、「最長経路問題を用いた効率的な記憶順序を求めるアルゴリズムの考察」という研究でポスター発表をしてきました。
SSH自然科学部の水質調査班がマリンチャレンジプログラムに採択されました。 マリンチャレンジプログラムとは海・水産分野・水環境にかかわるあらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に、研究資金助成や研究アドバイザーによるサポートをしているプログラムです。今年度、全国の数多くの応募の中から本校のSSH自然科学部水質調査班 研究テーマ「りんくうビーチの水質改善」が採択を受けました。 この研究は、日本一水質の悪い海水浴場とされているりんくうビーチの、水質改善にむけて調査をしています。夏には大阪で行われる地方大会(関西ブロック)にて成果発表をする予定です。
12月11日(日)の日経新聞日曜版の特集「地球のタイムカプセル 化石に魅せられて」の中で、SSH自然科学部「化石班」の活動およびインタビューが紹介されました。 https://webreprint.nikkei.co.jp/r/2E5FA4D934404636BADA25B92F067263/→別紙へリンク -日経新聞日曜版 2022年12月11日(日)「地球のタイムカプセル 化石に魅せられて」より引用- SSH自然科学部では、その他にも様々な研究グループが活発に活動しています。今後もSSH自然科学部の活躍にご期待下さい。
6月25日~9月4日の間、半田市立博物館で行われている「知多半島の化石展」に合わせて、本校SSH自然科学部の化石班が発掘した化石や、日本古生物学会て発表した研究ポスターの展示が行われています。 博物館入り口すぐの大型展示棚の一角にSSH自然科学部のブースが作られており、生徒が発掘した化石は、子供の来観客にも見やすいように手作りのポップ付きで紹介しています。 「知多半島の化石展」は9月4日(日)までとなっています。 入場無料ですので、機会を見付けて博物館で化石の魅力を感じてみてはどうでしょうか。
7月2日に行われた、日本古生物学会2022年会の高校生ポスター発表(オンライン)において、本校SSH自然科学部生徒の研究が優秀賞を受賞しました。 優秀賞に選ばれた研究テーマは「師崎層群食堂~チタヤセサバは本当にサバなのか~」で、古生物であるチタヤセサバの化石と現存のサバの相違点について調べ、チタヤセサバがサバではない新種である可能性についてまとめた研究です。チタヤセサバは深海で生息していたとされる古生物で、知多半島の南端・師崎層にて化石が発掘されています。 研究班のリーダー(3年生)は1年生時に化石班を立ち上げメンバーを集め、発掘作業に向かい、コツコツとデータ採取を進めてきました。今回はその3年間の研究の集大成となりました。
7月16日(土)に行われた東海フェスタ2022 Live発表(オンライン)にて、本校SSH自然科学部生徒の研究発表が優秀賞を受賞しました。 受賞した研究テーマは「およげ!さかさくらげくん」で、サカサクラゲが遊離を起こす条件をまとめた研究です。サカサクラゲは名前の通り逆さまで生活しているクラゲで、普段は底面や壁面に吸盤のように吸着して生活しています。そのサカサクラゲが吸着状態を解除して泳ぎ始める動作を遊離と定義し、遊離が起こる条件を光の点滅や他生物の接触などから調べました。 発表はスライドを使って行われ、動画などを入れたわかりやすい発表に対して質疑応答の時間には多くの質問が寄せられました。生徒は大学教授などからの質問にも流暢に答え、クラゲに対する知識の豊富さがうかがえる発表でした。
8月5日(金)午後、中学生サマーサイエンスセミナーを実施しました。 サマーサイエンスセミナーでは、中学生(14中学校31名参加)を対象に、本校のSSH自然科学部生徒が理科実験教室を行いました。 物理班と化学班に分かれ、物理班では「作ってみよう、電池のいらないラジオを!ゲルマニウムラジオ」をテーマに、電池なしで聞くことができるゲルマニウムラジオを作製しました。中学生は使用する部品の働きについて説明を受け、1つ1つをはんだごてでつなぎ合わせていきました。ラジオは1人1台作製し、完成したラジオは3階渡りにて動作を確認しました。簡易アンテナではうまく聞き取れない中学生もいましたが、傘を使ったアンテナに切り替えることですべての中学生が電池なしでラジオを聞けた様子でした。 化学班では「Would You Like Some Chemical Reaction?ケミカルラテアート」をテーマに、泡の上に指示薬で絵を描く実験をしました。まず初めに、中学生は用意されたプリントをもとに、BTB溶液、メチルオレンジ、万能試験紙液、コンゴーレッドの指示薬が、重曹(塩基性)、食塩(中性)、クエン酸(酸性)と反応して何色になるのかを調べました。そのあと、ビーカーに重曹とクエン酸、洗剤、水を混ぜ合わせ、化学反応によって泡を発生させました。その泡の上に使いたい色を考えて重曹、食塩、クエン酸の粉末をのせ、指示薬を使ってカラフルに好きな模様を描いていました。 どちらの班も4月から計画を立て、当日の進行まで 全て生徒主体で実施しました。参加した中学生が楽しそうに実験しており、その様子をみた高校生も満足した様子でした。
5月27日(金)に本校七中記念館と生物室にて、サイエンスレクチャーを実施しました。今年は名古屋大学博物館元館長 大路 樹生 特任教授をお招きして「古生物学の魅力~すべてはフィールドから~」をテーマにレクチャーしていただきました。 前半は大路教授がモンゴルへ化石を発掘しに行く過程を紹介していただいたり、採取した化石から生物の巣穴構造を明らかにしていく研究方法などを教えていただきました。後半は質疑応答にて在校生の質問にいくつも答えていただきました。最後にはSSH自然科学部が発掘した化石を見てもらい、分析のアドバイス等を教えていただきました。
知多半島で深海生物の化石が採れる…皆さんご存じでしたか? 1993年代に化石の発見の概要がまとめられ、その奇跡的な保存状態の良さから世界的に有名になりました。 そして師崎層群において40年ぶりに深海生物化石の大規模発掘調査が行われました。 10月23日(土)、発掘体験プログラムの一環で、SSH自然科学部の化石班を中心とした9名の生徒が、発掘現場で化石発掘を体験し、名古屋大学等の古生物学の研究者から指導やレクチャーを受けました。 本校生徒以外にも県内4校から6名の高校生が参加しており、地質学や古生物学に興味を持つ他校生の参加が化石班の刺激になりました。 発掘実践後、近隣の廃校を利用した化石展示場において、知多半島で発掘された様々な化石の紹介と、知多半島の地層の特徴、いまだ解明できていない謎について説明を受けました。 参加者全員が本物の化石を持ち帰ることができ、貴重な経験を積むことができました。 11月下旬に、再度化石発掘調査に参加します。 ―参加した生徒の感想(抜粋)- 今回の化石発掘プロジェクトを経て、自分はどこに化石があるのか、師崎層群にはどんな化石があるのかを再認識できて今後の発掘に繋げられるようにしようと強く思いました。さらに化石をお譲り頂いて何が化石なのかを確認することができ、自分も判定できるようにしていきたいです。 今まで、化石が入っているであろうを当てずっぽうに割ろうとしていたことがあったが、黒くなったところが炭であり、その周辺は脆いということを知って、これからは効率的に活動できると思った。 今回この化石発掘プロジェクトに参加し、自分にとって様々な学びや考えができたと思います。 最初に行った化石の発掘では普段の自分達の発掘との違いを知りました。やはり一番大きい学びは場所が違えば出てくる化石の種類や量に大きく違いがあるということを自分の目で見てあらためて知ることができた事です。地学の勉強を通したりして知っていた事ですが実際に現場で違いを知ると面白く、また普段自分達が見つけられないような魚やクモヒトデなどの化石を専門家の方々や機械を使って掘り出し見せてもらったことも新鮮な経験となり、化石に対してさらなる興味が出ました。 化石の展示室においては、愛知県という県と古生物学との関係性などの様々なパネルを見せてもらったことで師崎層群の面白さをより深く知る事ができました。また師崎層群でミズノテングスマキグチマイという新種の生物の化石が発掘された事や大西洋でしか見つからない生物の発見や鯵が固まって化石になっているなどまだまだ未解決の問題が多くあるというお話を聞かせてもらい、一つの場所にもこれだけの素晴らしさや謎があるのかと感動し師崎層群、ひいては南知多の魅力をより深く知ることができました。
大阪市立大学・横浜市立大学・読売新聞が主催する「第17回高校化学グランドコンテスト」に本校SSH自然科学部の生徒が「身近な素材で99%コストカット!? 色素増感太陽電池」のテーマで出場しました。そして全国から応募のあった72校の中から、一次審査を通過して最終選考会で口頭発表する10校に選ばれました。 10月24日(日)にオンラインで行われた最終選考会では、研究内容をスライドにまとめ、英語で口頭発表を行いました。 事前のリハーサルでは起きなかった機器トラブルにも柔軟に対応し、研究成果をしっかり報告することができました。 国内10校、海外招聘3校の発表を終えた後に成績発表が行われ、 半田高校は、「金賞」および協賛社賞である「パナソニック賞」を受賞することができました! 当該研究は4年前に始まり、その後に引き継がれながら多くの生徒の努力や、教員のサポートによって成熟されてきたものです。先輩の築いた成果を大切にしながら、より独創的に発展させていく大切さを実感することができました。 半田高校SSH自然科学部では、他にも様々なテーマで研究を行っており、これからも魅力的で継続性のある研究を続けていきます。 今後も応援をよろしくお願いします! 高校化学グランドコンテストのサイトは以下を参照してください。(外部サイト) http://ww〇.gracon.jp/gc/gracon2020/2021/10/24/results/ 〇⇒w を入れて下さい。 後日賞状と盾が届きました。
令和3年9月13日~15日にオンラインで実施された「令和3年度日本水産学会秋季大会 高校生ポスター発表」にて、本校SSH自然科学部員が発表した研究「Cassiopea ornataにおけるカシオソーム分泌条件」が奨励賞を受賞しました。 今年のポスター発表は、研究内容を10分程度の音声付スライドにまとめて動画を作製し、大会ホームページにアップロードする形式で行われました。以下は発表した研究内容の要旨です。 サカサクラゲ属の一種、C. xamachanaは、カシオソームという多細胞構造を持っている。カシオソームはC. xamachanaが水流などの刺激を与えられると粘液とともに分泌される。本研究ではサカサクラゲ属の別種C.ornataでもカシオソームが確認できるのではないかと考え、自然界で考えられる様々な刺激をC.ornataに与えて観察を行った。
令和3年8月5日に,神戸国際展示場にて,「身近な素材で99%コストカット!? 色素増感太陽電池」というテーマで発表しました。残念ながら賞を取ることはできませんでしたが,全国のSSH校が集まる中で発表でき,とても良い経験ができました。また,他校の研究の発表も聞け,良い刺激を受けました。
8/6(金)午後、サマーサイエンスセミナーを実施しました。 サマーサイエンスセミナーでは、知多地区の中学生(延べ38中学校38名参加)を対象に、本校のSSH自然科学部の生徒による理科実験のレクチャーを行いました。 物理班と化学班に分かれ、物理班では熱を動力として作動する「スターリングエンジン」の作成、化学班では試薬の濃度を調整することで、反応が起きる時間を操ることができる「時計反応」の実験をしました。 どちらの班も準備から当日の進行まで、 全て生徒主体で実施することができました。参加した中学生と、レクチャーする生徒が、どちらも楽しそうに実験をする姿を見ることができ、非常に有意義なセミナーとなりました。
令和2年度 電気学会「高校生みらい創造コンテスト」(主催:電気学会 電力・エネルギー部門、共催:パワーアカデミー)に、本校のSSH自然科学部の生徒が投稿した論文「身近なもので簡単に発電 ~色素増感太陽電池~」が、全国で最高位となる「最優秀賞」を受賞しました。 本校生徒の研究によって開発した太陽電池は、一般的な太陽電池と比べて約99%のコストカットを実現しました。従来の色素増感太陽電池では、導電性ガラスに酸化チタン膜を焼き付ける工程が必要でしたが、導電性ガラスの代わりに液晶保護フィルムとアルミニウム板を使用した結果、従来の色素増感太陽電池に比べて短時間で安価に作製することが可能となり、電池としての機能も十分に発揮することが明らかになりました。今後も実用化に向けて、さらなる色素増感太陽電池の性能の向上を探究していく計画です。
11月8日(日) 愛知県教育委員会が主催する、科学の甲子園愛知県大会に本校生6名1グループ(2学年5名、1学年1名)が出場しました。 20校を超える参加校と共に、6分野(物理、化学、生物、地学、数学、情報)の問題について、6名が協力して解答する筆記試験と、化学の実験を通した実技試験に挑戦しました。 残念ながら3月に行われる科学の甲子園全国大会への出場は果たせませんでしたが、チームで協働して課題に取り組む、非常に良い経験となりました。 行事は新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を取った上で実施されました。
タイ・ナコンパトムにある協定連携校であるマヒドン校で1月31日(金)と2月1日(土)に行われたMWITS Science Fair 2020に本校生徒7名が参加し、バディ生徒との交流、オーラルプレゼンテーションやポスターセッションを通して、自然科学分野など、多岐にわたる交流活動等を行いました。 2月1日(土)に参加生徒2名が発表した「How to make DSSCs used by our daily products (身近なもので作る色素増感太陽電池)」が、全40テーマの中から4テーマが選ばれる「Best Oral Presentation Award」を受賞しました! 3年生から引き継いで継続されている日頃の研究が認められ、研究内容の社会的意義が審査員に評価されました!
中部地方の高校生が科学やものづくりなどの研究成果を発表する「AITサイエンス大賞」が11月2日(土)に愛知工業大学八草キャンパスで行われました。 AITサイエンス大賞は、科学技術立国および地域社会の未来を担う青少年を支援することを目的として、日頃の自然科学・ものづくりおよび社会科学・地域づくりについての研究成果を顕彰するコンテストで、愛知工業大学・中日新聞が共催している。 半田高校からはSSH自然科学部の1・2年生が参加し、3種類の研究発表を行い、そのうち「廃プラスチックを用いた水質浄化装置の開発~イオン交換樹脂の可能性~」がものづくり部門において「優秀賞」を受賞しました。
SSH自然科学部が8月7日(水)・8日(木)に神戸で開催された「令和元年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」にて研究を発表しました。 この生徒研究発表会は、文部科学省・国立研究開発法人科学技術振興機構が主催する日本最大規模のSSH発表会です。今年度は日本全国のSSH校約200校、海外校約20校、延べ4000人が神戸国際展示場に集い、日頃の研究の成果を発表しました。 本校からはSSH自然科学部5名が「プラスチックで水中の金属イオンを除去~イオン交換樹脂の可能性~」について発表し、来場者や有識者とセッションを行いました。 また、発表をしない生徒もセッションに参加し、他校の発表から研究のヒントを得ていました。 生徒たちは全国のハイレベルな研究発表や有識者との討論からよい刺激を受けた様子です。 ~開会式~ ~発表の様子~ ~参加生徒~
8月22日(木)、名古屋工業大学生命・応用化学専攻(しくみ領域)との高大連携事業として、地域の高校生が参加できる実験実習講座「サイエンスレクチャー(公開・名古屋工業大学)」を実施しました。 阿久比高校(5名),日本福祉大学付属高校(2名)および半田高校(3名)の計10名の生徒が名古屋工業大学 生命・応用化学専攻を訪問し、「可視吸光光度法による鉄(Ⅱ)とニッケル(Ⅱ)の同時定量」のテーマで、安井孝志准教授から可視光吸光度計を用いた講義および実験実習を受けました。 普段使い慣れていない実験道具や装置などを操作するため、最初は慣れない手つきでの操作でしたが、次第にコツを掴んで手早く正確に操作することができるようになりました。 また、他校の生徒と同じ班で実験をすることで、他者とも協働的に実験を進めていく経験を積むことができました。 ※吸光光度法を原理とした分析装置は半田高校に常設してありますので、利用をご希望される方がいらっしゃいましたら、SSH担当小澤までお問い合わせ下さい。
日本生物学オリンピックは、高校生などを対象とした生物学に関する全国規模のコンテストです。全国から4,954名の学生がエントリーした生物オリンピックの予選(2019年7月14日実施)に本校4名が出場しました。 惜しくも上位5%に与えられる優秀賞の受賞はありませんでしたが、続く上位5%に授与される優良賞を、3名が受賞しました。 8月に行われる本選への出場を目標に、出場生徒は予選に向けてよく努力し、生物学に対する知識や興味関心を高め、生物学の奥深さを知る大変良い機会となりました。 2019_Poster
令和元年8月6日(火)中学生体験入学の午後に、中学生サマーサイエンスセミナーを実施しました。「生物班:”フック”らませられるかな?~ガラス管でフックの顕微鏡を作ろう~」の講座に18名、「化学班:”銀のパワー、万華鏡!~手作り鏡を使って万華鏡を作ろう~」の講座に34名の中学生に参加頂きました。理科好きな中学生と講師を務めるSSH自然科学部の1,2年生にとっては、科学の実験を通じて、協働して学び合う貴重な体験となりました。 化学班の実習風景 生物班の実習風景
SSH自然科学部が7月13日(土)に名城大学で実施された「東海フェスタ2019」に出場し、口頭発表1件、パネルセッション2件、ポスター発表2件を出品しました。 東海フェスタは、東海地区SSH校24校、タイ国プリンセスチュラポーンサイエンスハイスクールから延べ950名のSSH校が名城大学に集い、研究開発の成果を発表し、交流・情報交換の場となる、東海地区最大規模のSSHの発表会です。 パネルセッションのテーマ「プラナリアの再生と密度効果」「色素増感太陽電池」において、特別賞を受賞しました。 また、口頭発表のテーマ「ムペンバ効果 ~えっ!?お湯が水より早く凍る!?~ 」で奨励賞を受賞しました。 会場には昨年度卒業生も多数応援に来場し、パネルセッションのブース周りは活気に溢れていました。 ~活発なパネルセッション・ポスター発表~ ~口頭発表~ ~総合表彰・記念撮影~
7月17日(水)、本校自然科学部生徒6名が名古屋工業大学生命・応用化学専攻(しくみ領域)を訪問し、安井孝志准教授から可視光吸光度計についての講義および実験実習を受けました。 講義・実習に先立ち、生徒が現在研究している内容について発表し、安井先生やTAの大学院生から助言やアドバイスを受けました。 その後、可視光吸光度計を用いた濃度分析の実験実習を行いました。生徒達は慣れない操作に戸惑いながらも、吸光度計から得られる測定結果に目を輝かせていました。今後、半田高校にもある可視光吸光度計をより活用するための沢山のヒントを得ました。 8月22日(木)には他校生徒にも公募する高大連携サイエンスレクチャーを計画しています(詳しくは「サイエンスレクチャー【名古屋工業大学】のお知らせ 2019年7月12日」をご覧下さい。)
平成30年度は、平成31年3月8日(金)から3月13日(水)までの6日間、1年生3名、2年生2名の合計5名が英国研修に参加しています。訪問先は、英国のブライアンストン校です。 3/8(金) 中部国際空港-(東京国際空港(羽田))-ヒースロー国際空港-ブランドフォード【泊】 3/9(土) ブランドフォード-ブライアンストン校(学校見学・研修)-ブランドフォード【泊】 3/10(日) ブランドフォード-ブライアンストン校(研修)-ブランドフォード【泊】 3/11(月) ブランドフォード-ブライアンストン校(研修)-ロンドン市内へ移動-ロンドン【泊】 3/12(火) ロンドン市内 - 自然史博物館・科学博物館 - ヒースロー国際空港-【機内泊】 3/13(水) ヒースロー国際空港 - (東京国際空港(羽田))- 中部国際空港 実習研修の様子 1年生1名,2年生1名の生徒が物理班として、ソーラーパネルを用いた発電量の実験を行いました。また、1年生の2名の生徒が生物班として、生徒自身の血液や血圧・心拍数を測定して運動と摂食による血圧及び肺活量の変化についての実験を行いました。実習研修中は両校の生徒で積極的にコミュニケーションをとる様子が見られました。実験最終日には、訪問校と本校の生徒でスライドを用いて、実習研修の結果を発表しました。その後、日本で行っている2件の研究について口頭発表を行いました。 8月12日(火)はロンドン市内での研修を予定しています。 />
第15回高校化学グランドコンテストに参加 会場:名古屋市立大学 田辺通キャンパス 参加日:平成30年10月27日(土) 名古屋市立大学にて第15回高校化学グランドコンテストが開催され、SSH自然科学部2年生の3名が参加し、「ムペンバ効果」に関する研究発表を行いました。 第15回高校化学グランドコンテスト公式サイト
平成30年度 SSH課題研究交流会に参加 平成30年8月2日(木) 名古屋大学 野依記念学術交流館で平成30年度 SSH課題研究交流会(一宮高校主催)が開催され、SSH自然科学部から7件の発表を行いました。 高校生が自分たちの研究について、大学の研究者や大学院生に質問をする会です。ポスターセッションを通じて、講師の名古屋大学理学研究科・環境学研究科・数理科学研究科の教員およびTAの方から助言をたくさんいただきました。また、参加した高校生同士が研究に関して意見交換が行われました。 ①色素増感太陽電池 ②鉄イオンがユーグレナの成長に与える影響 ③ムペンバ効果 ④プラナリアの再生と密度の関係 ⑤イオン交換樹脂による水質浄化⑥海水中イオンによる植物の発育影響について ⑦酒石酸塩の自然分晶の思索
学校関係者(教員)向け申込フォーム(様式1)はこちら<終了しました>
※保護者の方のお申込みは、お子様を通じて学校からの申込みとなります。(案内と申込み用紙の配布日:2学期始業式)
知多地区中学校・高校の生徒さん向け申込フォーム(様式2)はこちら<終了しました>
※中学生・高校生の皆さんは、学校単位での申込みとなります。(個人での受付は行っておりません。2学期の始業式以降に、各学校の先生に問い合わせてください。)
時限 | 時 間 | 曜 日 | ||||||||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||||||||||
ST | 8:40 | ~ | 8:45 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
1限 | 8:50 | ~ | 9:55 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
2限 | 10:05 | ~ | 11:10 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
3限 | 11:20 | ~ | 12:25 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
昼休み | 12:25 | ~ | 13:05 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
4限 | 13:05 | ~ | 14:10 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
5限 | 14:20 | ~ | 15:25 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
ST・清掃 | 15:25 | ~ | 15:45 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
6限(LT) | 15:35 | ~ | 16:25 | ○ | ||||||||||
簡易清掃 | 16:25 | ~ | 16:30 | ○ |
本日、延期されていたひいらぎ祭の大運動会を行いました。天候不順の中でしたが、多くの生徒の協力のもと、グラウンド整備を行い、昼前より開催しました。午後には天候も随分回復し、4日間にわたるひいらぎ祭の締めくくりとなりました。
半田高校ではさまざまな機会を利用して、隣接するひいらぎ特別支援学校との交流活動をおこなっています。多くの生徒が楽しみながら交流を深めています。
読書交流(年3回実施)
・半田高校の生徒がひいらぎ特別支援学校小・中学部の生徒に本の読み聞かせをしています。
・半田高校の生徒とひいらぎ特別支援学校高等部の生徒が、朗読や群読などを通じて交流しています。
ふれあいタイム(年2回実施)
・半田高校の生徒とひいらぎ特別支援学校の生徒が部活動を通して交流を持つイベントです。
HR交流(1、2学期各1回実施)
・半田高校1年生の2クラスが、年間を通じてひいらぎ特別支援学校の小・中・高等部とそれぞれ交流活動を行います。
その他
・1年生対象ガイダンス・・・半田高校1年生はひいらぎ特別支援学校の職員から交流活動に関するガイダンスをうけます。(4月)
・教育実習生のひいらぎ見学・・・半田高校の教育実習生がひいらぎ特別支援学校の見学にいきます。(6月)
・ひいらぎ祭・・・学校祭にひいらぎ特別支援学校の生徒が見学にきます。また、ひいらぎ特別支援と半田高校の合同展示企画も行います。(9月)
ひいらぎ特別支援学校HP