平成27年度 SSH記念講演会

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平成27年10月29日(木)
演題『宇宙に生命を探す』

講師:海部 宣男 先生(元国立天文台台長)
ファシリテータ:杉山 直 先生(名古屋大学大学院理学研究科教授)

平成27年度の記念講演会は、わが国初の長野県野辺山に大型電波望遠鏡の設計から建設まで中心的な役割を果たし、また、ハワイにすばる望遠鏡の完成にも尽力された元国立天文台台長、海部宣男先生を講師に迎えて行われた。例年と同じく、第1部は講演会、第2部は杉山直先生と の対話を行った。

第1部の講演会では、まず地球が属する太陽系の中の生命探査の話から始まった。金星は灼熱の星で生命はとても存在できない環境にあることや、火星にはか つて海が存在していたこと、木星や土星の衛星には生命が存在してもいいような環境があることなどについてわかりやすく説明された。特に、火星は40億から 30億年前に広大な海があり、地球と似た環境にあったことから、近い将来バクテリアなどの生命の痕跡を発見できるのではないかという点では、興味を抱く話 であった。続いて、地球の生命史の話題となり、地球の生命は原生生物、真核単細胞生物、多細胞生物そして知能をもった人類の誕生と段階を経て変遷してきた ことを説明された。地球の生物がどのように誕生し、進化してきたのかについての認識を深めることができた。最後に、今後の宇宙生命探査の手法の話になっ た。太陽系内では、探査機を送ることとして、遠く離れた星に存在するとされる生命を探すにはどのような手法を用いればよいのか。それは、星に地球と似た生 命が存在すれば、酸素が観測されるはずであり、その痕跡を大型の望遠鏡をつくって研究していくことが今後主流になっていくことであろうとのことであった。 生徒達が大人となった時に、その発見の一報がなされる日がくるかもしれないという夢と希望の持てる話として講演は締められた。

第2部の対話では、海部先生が宇宙の研究をするきっかけは何であったかということを皮切りに、杉山先生とテンポよい話が繰り広げられた。海部先生は、小 さい頃から天文には興味があったが、大学では物理を専門に勉強されたそうである。天文学を専門とする前に、基礎的な内容をしっかりと学んでおく大切さは、 多くの生徒達に伝わる話であった。
質疑応答の時間では、生徒の手も次々と挙がって、それについて海部先生は質問にも丁寧にお答えいただき、充実した時間となった。

平成25年度 SSH記念講演会

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平成25年10月31日(木)
演題『科学者になるということ』

講 師:益川 敏英 先生(名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長)
聞き手:杉山 直 先生(名古屋大学大学院理学研究科 教授)

 2008年ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英先生にご来校いただき、サイエンスコミュニケーションのファシリテータとしてもお世話になっている杉山直先生との対談形式でご講演いただきました。
益川先生が学者を志したことや素粒子の研究をするようになったきっかけ、「小林・益川理論」誕生時の裏話など盛りだくさんの内容をお話しいただきまし た。講演終盤に語られた高校生へのメッセージでは、「若者が成長していく過程には、物ごとに対する憧れとロマンが必要である」という言葉が印象的でした。 講演後、先生と生徒との質疑応答も活発に行われました。
保護者の方にも多数ご参加いただき、充実した講演会を開くことができました。

生徒アンケートより

  • 益川先生のお話を聞く前に戸本先生の話を聞いていたので、話の内容がよくわかり、すごくおもしろいお話でした。
  • 科学について、自分のとらえたことのない方向からとらえられていたところがあって、とても興味深かった。
  • 最後の、若者が成長していくプロセスの話で、自分は憧れやロマンを持っていないと気づかされました。「一歩踏み出す」前の段階にいることがわかったので、まず憧れを探します。

平成26年度 SSH記念講演会

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平成26年10月31日(木)
演題『宇宙誕生のシナリオ インフレーション理論 ―観測的実証への期待―』

講師:佐藤 勝彦 先生(東京大学名誉教授, 自然科学研究機構長)
ファシリテータ:杉山 直 先生(名古屋大学大学院理学研究科教授)

 宇宙物理学の第一人者であり、自然科学研究機構の機構長の佐藤勝彦先生を講師に迎え、第一部として講演会、第二部としてサイエンスコミュニケーションの講師・ファシリテータとしてもお世話になっている杉山直先生との対談を行いました。
講演会は、人類が古代より宇宙に想いをはせてきたのは、自分自身の存在とは何かを知るために行ってきた行為であるとして、ゴーギャン晩年の作品にみられ る「われら何処より来たりしや」「われら何者なるや」「われら何処に去らんとするや」この問いかけこそが科学の問いそのものであるというお話から始まり、 次に、宇宙誕生のモデルとしてよく知られているガモフのビッグバン宇宙論について、さらに、佐藤氏が提案されたインフレーション理論についての話へと展開 されました。インフレーション理論によって、ビッグバン宇宙論の問題点のいくつかを解決できるそうですが、現在ではこの理論を裏付ける観測結果はまだ得ら れていないとのこと。遠くの宇宙を見ることで昔の宇宙がわかるということですが、光を使った観測方法では、インフレーションの生じた時代を観測することは できないため、インフレーションの事実は、光以外の観測手法である重力波の検出によって検証することが期待され、現在さまざまな観測の試みがなされている とのお話でした。
杉山氏との対談では、物理を志した最初のきっかけとして、小学生時代を振り返り、夜空がきれいな環境で育ち、学童期はちょうど人工衛星が打ちあがったこ ろでもあったことから、宇宙をロケットでどんどん行ったら、どこに行き当たるのだろうか、などと考えていたこと、と話されました。また、高校生に向けた エールとして、不思議に思うことを見つけ、心の奥に置いて大事にしていくことが大切だと話されました。
生徒の質問にも一つ一つ丁寧にお答えいただき、充実した講演会となりました。

「SSH自然科学部」の活動

第23回AITサイエンス大賞 優秀賞!奨励賞!

12月14日(土) 愛知工業大学(八草キャンパス)主催の「第23回サイエンス大賞」に参加してきました。 三部門に参加するために、エントリーシート、論文、口頭発表用のスライド資料作成、パネル展示のポスター作成などの過程を10月から準備し、忙しい毎日を過ごしてきました。 自然科学部部門;「二ホンウナギの粘膜がもつ浄化作用について」奨励賞 ものづくり部門;「和包丁に込められた技術を解明!」     優秀賞 社会科学・地域づくり部門;「ゲームで化学が好きになる!」  奨励賞 愛知県・静岡県・岐阜県・長野県から自然科学部や探究活動などで研究に励んでいる高校生が、自分たちの研究を誇らしげに発表していました。本校生徒も同様に、奮闘している様子が伺えました。 昨年同様、優秀賞をいただけたことで、今後の励みもなりました。 更なる、飛躍を目指して、頑張っています!

令和6年度 ひいらぎ祭SSH自然科学部の活動!

令和6年9月14日(土)の「ひいらぎ祭」の一般公開での様子を紹介します。 かなり大勢の方々が、ひいらぎ祭に参加され、大好評であったと思います。 今年度も、SSH自然科学部は「casino」というテーマで、いろいろなブースに分かれて、ゲーム等を楽しんでいただくことができました。 ありがとうございました。来年度も、ぜひ参加してください!

SSH自然科学部包丁班「日本金属学会長賞受賞」 

日時:9月18日(水) 会場:大阪大学 豊中キャンパス 日本金属学会(公益社団法人)高校生・高専学生ポスター発表に参加してきました。題名「和包丁の構造研究」で、『日本金属学会長賞』を受賞することができました。筑波大学、東北大学、北海道大学、島根大学などの先生方からご指導と助言をいただき、充実した時間でした。 今後もいろいろな大会に参加していきたいと、SSH自然科学部の包丁班は張り切っています!

マリンチャレンジプログラム2024関西大会の報告

SSH自然科学部の水質調査班は、7月31日に大阪で開催された「マリンチャレンジプログラム2024関西大会」に今年も出場することができました。 「愛知県における水質悪化の原因探究・比較」という研究テーマで、プレゼンをしてきました。関西大会に選ばれた、8校は大阪府、神奈川県、滋賀県、奈良県、愛知県からの参加でどの学校もレベルの高い研究内容でした。プレゼン後のポスター発表交流会では、審査員である大学の先生や各学校の生徒から質問やアドバイスがもらえてかなり勉強になった時間でした。全国大会には選出されませんでしたが、来年度も頑張ります! この研究の様子は、8月16日にテレビ愛知の「キン・ドニーチ」という番組の”海と日本”PROJECTで紹介されました。(半田高校の化学室にて)    

令和6年度SSH生徒研究発表会

8月6日(準備日)、7日、8日の3日間、神戸国際展示場で開催された「スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に行ってきました。 全国から”231”のSSH指定校が集まり、「数学・情報」「物理・工学」「化学」「生物A(動物、医学系)」「生物B(植物・農学系)」「地学」の6部門でポスター発表をします。化学部門で「りんくうビーチをきれいに!~日本一汚い原因究明と常滑焼を用いた水質改善~」のタイトルでポスター発表をしてきました。 どの学校も素晴らしい発表で、とても勉強になり、後輩につなげていきます!

令和6年度 Jr.サイエンスセミナーの報告

今年度も、8月6日(火)に近隣の小中学生を対象にした「Jr.サイエンスセミナー」を実施しました。 半田高校の生徒が講師となり、自然科学に関する実験実習を体験してもらうことができました。物理は「最高効率の熱機関⁉スターリングエンジン作りに挑戦!」、化学は「手作り鏡で万華鏡(カレイドスコープ)をつくろう!」をテーマに実施しました。小中学生の皆さんは、とても真剣な様子で取組み、楽しそうでした! 来年度も実施する予定ですので、参加をよろしくお願いします。    

東海フェスタで”特別賞”を受賞しました!【SSH自然科学部】

7月13日(土)に名城大学で行われた東海フェスタ2024にて、本校SSH自然科学部生徒の研究発表が「特別賞」を受賞しました。 研究テーマは 「りんくうビーチをきれいに!~日本一汚い原因究明と常滑焼を用いた水質改善」です。発表はポスターを使って行われ、発表に対して質疑応答の時間には多くの質問が寄せられました。

SSH自然科学部・水質調査班 関西大会に出場

昨年に引き続き、マリンチャレンジプログラム2024の関西大会に出場します。 7月31日、大阪に行ってきます!

SSH自然科学部水質調査班 全国大会報告

令和6年2月18日(日)に「マリンチャレンジプログラム2023全国大会」に行ってきました。全国から15校がエントリーをし、かなりレベルの高いプレゼンでした。 ★最優秀校;カルシウムがザリガニに与える影響(佼成学園高等学校) 10年来のザリガニ愛はすごかったです! ★株式会社リバネス賞、日本財団賞、JASTO賞の3校 浅野中学・高等学校/山口県防符市立国府中学校/岡山学芸館高等学校 オオグソクムシ愛、鳴き砂を守る愛、ジャマモ(海藻)愛・・・ 研究に対する愛でいっぱいでした。 半田高校も「りんくうビーチの水質改善に向けて」頑張っていきたいと思いま す。校長先生も応援に来てくださり、生徒の意欲は更に増すことができました。 (興味のある方は、マリンチャレンジプログラムのHPも見てください!)

科学三昧inあいち2023に出場してきました!

12月28日(水)、愛知県内の科学技術教育にかかわる生徒、教員、教育委員会、大学企業等の交流の場である「科学三昧inあいち2023」に参加しました。 岡崎コンファレンスセンターを会場として、県内外のSSH校を含めた48校、600名を超える生徒が日ごろの課題研究の成果をポスター発表したり、50名近くの大学・企業・研究機関等の関係者が、高校生向けの企業ブースを設けて先端技術に関するアウトリーチを行っていました。 本校からはSSH自然科学部34名が参加し、以下の4つの研究をポスター発表しました。 「化学に関するカードゲーム」 「サカサクラゲのポリプは毒を放出するのか」 「ミジンコの染色と日光」 「ムペンバ効果」 どれも生徒の興味関心からスタートして主体的に研究を進めているもので、多くの高校生や教員が聴衆として活発な質疑応答が繰り広げられていました。どのグループも研究の途中段階の発表であったため、質疑応答の中でヒントを見つけ、これからの研究に活かしていきます。 また、当日は名古屋大学、自然科学研究機構、大阪大学、京都大学、愛知教育大学等からブースが出ており、多くの生徒が大学で行われている研究の魅力に触れ、自身のキャリアや進路希望について強い動機付けの機会にもなりました。

AITサイエンス大賞で「優秀賞」受賞!

12月16日(土)第22回AITサイエンス大賞に参加しました。 AITサイエンス大賞は、愛知工業大学が主催する高校生の日ごろの研究・活動の成果を顕彰する科学コンテストで、ステージ発表・パネル展示(ポスター)発表を愛知工業大学の教授陣に審査され、優秀な研究が表彰されます。今年度は東海地区全域から延べ56件のテーマの発表がありました。 研究は「自然科学部門」「ものづくり部門」「社会科学・地域づくり部門」の3部門に分類され、本校からは各部門に1つずつ、以下の3テーマで発表を行いました。 自然科学部門:柊池美化作戦! ものづくり部門:大規模言語モデルによるAIリバーシ 社会科学・地域づくり部門:りんくうビーチの水質改善に向けて 午前中は各分野で5分間の口頭発表を行い、午後はポスターセッションが行われました。 ポスターセッションではどの発表グループでも人だかりができ、活発に質疑応答やディスカッションが行われていました。各校の発表者も聴衆も、探究活動に対する興味関心の高さが感じられました。 審査の結果、社会科学・地域づくり部門において「りんくうビーチの水質改善に向けて」のグループが優秀賞を獲得しました! その他2つの発表も奨励賞を獲得し、生徒の研究活動が認められました。 どの研究もまだ課題が山積みですので、更なる研究の深化を進めていきます。今後もSSH自然科学部の活躍にご期待下さい。

第22回高校化学グランドコンテスト出場!

10月28日(土)~29日(日)の2日間、第22回高校化学グランドコンテストが 芝浦工業大学 豊洲キャンパスでコロナ禍後3年ぶりに開催されました。 場所や主催者等の変更もありましたが、以前と変わらずのレベルの高い大会でした。 SSH自然科学部水質調査班が、多数応募の中から論文の一次審査を通過し、ポスター発表に出場することができました。70校中の10校の”ポスター発表賞”に選ばれず、残念でしたが、全国の優秀な生徒と交流ができたことは非常に有意義な時間でした。 来年度もぜひ、”口頭発表”にも出場できるよう意欲いっぱいです!  

愛知教育大学の実験講習に参加してきました【SSH自然科学部】

9月23日(土)に、愛知教育大学理科教育講座化学領域で行われた日本化学会東海支部化学教育協議会が主催する実験実習「グルコースのグリコシド化」に参加してきました。 半田高校から7名、春日丘高校から8名の合計15名が参加しました。 実験に先立ち、感染症の歴史と有機合成による有用分子の合成について学び、グルコースの分子の構造を分子模型を用いて確認しました。 その後、実験の説明や注意点を受けて、グルコースとアルコールの一種を化学反応させる実験を行いました。 反応を待っている間に、昨年度から愛知教育大学による支援で探究活動に活用しているNMR(核磁気共鳴)装置の見学、データの見方のレクチャーを受けました。 最後に化学反応の生成物を薄層クロマトグラフィー(TLC)により分離したり、生成物の還元性を確かめることで、化学反応が正常に進んだことを確認しました。 実習の最後には、主催の日本化学会の代表として愛知教育大学の中野先生から「プロフェッショナルであれ。専門性を極める。世界や国を変えるような行動を。好きであることならできる。次世代の育成を。」と激励の言葉をいただきました。 これからもSSH自然科学部の活動にご注目下さい。

2023年度マリンチャレンジプログラム 関西大会の報告

8月11日に開催された「2023年度マリンチャレンジプログラム関西大会」に、SSH自然科学部の水質調査班(2年生のみ3名)が、出場しました。 4月の書類審査、5月のZoomによる研究内容についての面談を通過し、見事、関西大会に出場することができました。 その関西大会には、愛知県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、和歌山県から8校参加し、その中から優秀賞3校が全国大会に選出されます。そして、半田高校はその3校の中に選出され、全国大会に出場することが決まりました。この関西大会での本校のプレゼンテーションには、審査員の先生方からかなりお褒めの言葉をいただき、非常に生徒たちは喜んでいました。また、全部のプレゼンテーション終了後に、ポスター発表を通した他校の生徒や先生方との交流会があり、そこでも非常に好評でした。 2月18日に東京都で開催される全国大会(東京都で開催)に向けて、実験継続して頑張っていきたいとSSH自然科学部の水質調査班のメンバーは張り切っています。      

令和5年度 SSH Jr.サイエンスセミナーの活動報告

8月4日(金)の13時半から本校で「Jr.サイエンスセミナー」という近隣の小学生・中学生に向けた自然科学に関する実験実習を、SSH自然科学部のメンバーのサポートで実施しました。 テーマ 物理:「放射線の観察;見えないもの(放射線)をみようとして」 化学:「割れないシャボン玉;最硬級のシャボン玉をあなたに」 当日は、小学生・中学生の皆さんが楽しく参加され、笑顔で体験をしているようでした。また、本校のSSH自然科学部のメンバーも参加された皆さんに分かり易く説明しようと頑張っていました。 今年度から、先着順にしました。来年度もよろしくお願いします。  

令和5年度 SSH生徒研究発表会

8月8日~10日に開催された「令和5年度SSH生徒探究発表会」に参加しました。 SSH指定校である本校も3期目を迎え、SSH自然科学部の毎日研究に励んでいます。 その研究成果を3年生の3名がポスター発表をし、来年度に向けての全国の高校生のポスター発表を見学する目的で2年生も3名参加しました。 数学・情報分野で、「最長経路問題を用いた効率的な記憶順序を求めるアルゴリズムの考察」という研究でポスター発表をしてきました。  

マリンチャレンジプログラムに採択されました【SSH自然科学部】

SSH自然科学部の水質調査班がマリンチャレンジプログラムに採択されました。 マリンチャレンジプログラムとは海・水産分野・水環境にかかわるあらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に、研究資金助成や研究アドバイザーによるサポートをしているプログラムです。今年度、全国の数多くの応募の中から本校のSSH自然科学部水質調査班 研究テーマ「りんくうビーチの水質改善」が採択を受けました。 この研究は、日本一水質の悪い海水浴場とされているりんくうビーチの、水質改善にむけて調査をしています。夏には大阪で行われる地方大会(関西ブロック)にて成果発表をする予定です。

本校生徒の記事がメディアに紹介されました。

12月11日(日)の日経新聞日曜版の特集「地球のタイムカプセル 化石に魅せられて」の中で、SSH自然科学部「化石班」の活動およびインタビューが紹介されました。 https://webreprint.nikkei.co.jp/r/2E5FA4D934404636BADA25B92F067263/→別紙へリンク -日経新聞日曜版 2022年12月11日(日)「地球のタイムカプセル 化石に魅せられて」より引用- SSH自然科学部では、その他にも様々な研究グループが活発に活動しています。今後もSSH自然科学部の活躍にご期待下さい。  

半田市立博物館にSSH自然科学部の発掘した化石が展示されています!

6月25日~9月4日の間、半田市立博物館で行われている「知多半島の化石展」に合わせて、本校SSH自然科学部の化石班が発掘した化石や、日本古生物学会て発表した研究ポスターの展示が行われています。 博物館入り口すぐの大型展示棚の一角にSSH自然科学部のブースが作られており、生徒が発掘した化石は、子供の来観客にも見やすいように手作りのポップ付きで紹介しています。 「知多半島の化石展」は9月4日(日)までとなっています。 入場無料ですので、機会を見付けて博物館で化石の魅力を感じてみてはどうでしょうか。

師崎層群食堂 ポスター

日本古生物学会2022年会にて優秀賞を受賞しました【SSH自然科学部】

7月2日に行われた、日本古生物学会2022年会の高校生ポスター発表(オンライン)において、本校SSH自然科学部生徒の研究が優秀賞を受賞しました。 優秀賞に選ばれた研究テーマは「師崎層群食堂~チタヤセサバは本当にサバなのか~」で、古生物であるチタヤセサバの化石と現存のサバの相違点について調べ、チタヤセサバがサバではない新種である可能性についてまとめた研究です。チタヤセサバは深海で生息していたとされる古生物で、知多半島の南端・師崎層にて化石が発掘されています。 研究班のリーダー(3年生)は1年生時に化石班を立ち上げメンバーを集め、発掘作業に向かい、コツコツとデータ採取を進めてきました。今回はその3年間の研究の集大成となりました。    

R4 SSH東海フェスタ2022 賞状 優秀賞のサムネイル

東海フェスタ2022にて優秀賞を受賞しました【SSH自然科学部】

7月16日(土)に行われた東海フェスタ2022 Live発表(オンライン)にて、本校SSH自然科学部生徒の研究発表が優秀賞を受賞しました。 受賞した研究テーマは「およげ!さかさくらげくん」で、サカサクラゲが遊離を起こす条件をまとめた研究です。サカサクラゲは名前の通り逆さまで生活しているクラゲで、普段は底面や壁面に吸盤のように吸着して生活しています。そのサカサクラゲが吸着状態を解除して泳ぎ始める動作を遊離と定義し、遊離が起こる条件を光の点滅や他生物の接触などから調べました。 発表はスライドを使って行われ、動画などを入れたわかりやすい発表に対して質疑応答の時間には多くの質問が寄せられました。生徒は大学教授などからの質問にも流暢に答え、クラゲに対する知識の豊富さがうかがえる発表でした。

中学生サマーサイエンスセミナーを実施しました

8月5日(金)午後、中学生サマーサイエンスセミナーを実施しました。 サマーサイエンスセミナーでは、中学生(14中学校31名参加)を対象に、本校のSSH自然科学部生徒が理科実験教室を行いました。 物理班と化学班に分かれ、物理班では「作ってみよう、電池のいらないラジオを!ゲルマニウムラジオ」をテーマに、電池なしで聞くことができるゲルマニウムラジオを作製しました。中学生は使用する部品の働きについて説明を受け、1つ1つをはんだごてでつなぎ合わせていきました。ラジオは1人1台作製し、完成したラジオは3階渡りにて動作を確認しました。簡易アンテナではうまく聞き取れない中学生もいましたが、傘を使ったアンテナに切り替えることですべての中学生が電池なしでラジオを聞けた様子でした。 化学班では「Would You Like Some Chemical Reaction?ケミカルラテアート」をテーマに、泡の上に指示薬で絵を描く実験をしました。まず初めに、中学生は用意されたプリントをもとに、BTB溶液、メチルオレンジ、万能試験紙液、コンゴーレッドの指示薬が、重曹(塩基性)、食塩(中性)、クエン酸(酸性)と反応して何色になるのかを調べました。そのあと、ビーカーに重曹とクエン酸、洗剤、水を混ぜ合わせ、化学反応によって泡を発生させました。その泡の上に使いたい色を考えて重曹、食塩、クエン酸の粉末をのせ、指示薬を使ってカラフルに好きな模様を描いていました。 どちらの班も4月から計画を立て、当日の進行まで 全て生徒主体で実施しました。参加した中学生が楽しそうに実験しており、その様子をみた高校生も満足した様子でした。

大学教授を招いてのサイエンスレクチャーを実施しました

5月27日(金)に本校七中記念館と生物室にて、サイエンスレクチャーを実施しました。今年は名古屋大学博物館元館長 大路 樹生 特任教授をお招きして「古生物学の魅力~すべてはフィールドから~」をテーマにレクチャーしていただきました。 前半は大路教授がモンゴルへ化石を発掘しに行く過程を紹介していただいたり、採取した化石から生物の巣穴構造を明らかにしていく研究方法などを教えていただきました。後半は質疑応答にて在校生の質問にいくつも答えていただきました。最後にはSSH自然科学部が発掘した化石を見てもらい、分析のアドバイス等を教えていただきました。

師崎層群深海生物化石発掘調査に参加してきました

知多半島で深海生物の化石が採れる…皆さんご存じでしたか? 1993年代に化石の発見の概要がまとめられ、その奇跡的な保存状態の良さから世界的に有名になりました。 そして師崎層群において40年ぶりに深海生物化石の大規模発掘調査が行われました。 10月23日(土)、発掘体験プログラムの一環で、SSH自然科学部の化石班を中心とした9名の生徒が、発掘現場で化石発掘を体験し、名古屋大学等の古生物学の研究者から指導やレクチャーを受けました。 本校生徒以外にも県内4校から6名の高校生が参加しており、地質学や古生物学に興味を持つ他校生の参加が化石班の刺激になりました。 発掘実践後、近隣の廃校を利用した化石展示場において、知多半島で発掘された様々な化石の紹介と、知多半島の地層の特徴、いまだ解明できていない謎について説明を受けました。 参加者全員が本物の化石を持ち帰ることができ、貴重な経験を積むことができました。 11月下旬に、再度化石発掘調査に参加します。 ―参加した生徒の感想(抜粋)- 今回の化石発掘プロジェクトを経て、自分はどこに化石があるのか、師崎層群にはどんな化石があるのかを再認識できて今後の発掘に繋げられるようにしようと強く思いました。さらに化石をお譲り頂いて何が化石なのかを確認することができ、自分も判定できるようにしていきたいです。 今まで、化石が入っているであろうを当てずっぽうに割ろうとしていたことがあったが、黒くなったところが炭であり、その周辺は脆いということを知って、これからは効率的に活動できると思った。 今回この化石発掘プロジェクトに参加し、自分にとって様々な学びや考えができたと思います。 最初に行った化石の発掘では普段の自分達の発掘との違いを知りました。やはり一番大きい学びは場所が違えば出てくる化石の種類や量に大きく違いがあるということを自分の目で見てあらためて知ることができた事です。地学の勉強を通したりして知っていた事ですが実際に現場で違いを知ると面白く、また普段自分達が見つけられないような魚やクモヒトデなどの化石を専門家の方々や機械を使って掘り出し見せてもらったことも新鮮な経験となり、化石に対してさらなる興味が出ました。 化石の展示室においては、愛知県という県と古生物学との関係性などの様々なパネルを見せてもらったことで師崎層群の面白さをより深く知る事ができました。また師崎層群でミズノテングスマキグチマイという新種の生物の化石が発掘された事や大西洋でしか見つからない生物の発見や鯵が固まって化石になっているなどまだまだ未解決の問題が多くあるというお話を聞かせてもらい、一つの場所にもこれだけの素晴らしさや謎があるのかと感動し師崎層群、ひいては南知多の魅力をより深く知ることができました。

「化学グランドコンテスト」で「金賞」「パナソニック賞」を受賞しました!

大阪市立大学・横浜市立大学・読売新聞が主催する「第17回高校化学グランドコンテスト」に本校SSH自然科学部の生徒が「身近な素材で99%コストカット!? 色素増感太陽電池」のテーマで出場しました。そして全国から応募のあった72校の中から、一次審査を通過して最終選考会で口頭発表する10校に選ばれました。 10月24日(日)にオンラインで行われた最終選考会では、研究内容をスライドにまとめ、英語で口頭発表を行いました。 事前のリハーサルでは起きなかった機器トラブルにも柔軟に対応し、研究成果をしっかり報告することができました。 国内10校、海外招聘3校の発表を終えた後に成績発表が行われ、 半田高校は、「金賞」および協賛社賞である「パナソニック賞」を受賞することができました! 当該研究は4年前に始まり、その後に引き継がれながら多くの生徒の努力や、教員のサポートによって成熟されてきたものです。先輩の築いた成果を大切にしながら、より独創的に発展させていく大切さを実感することができました。 半田高校SSH自然科学部では、他にも様々なテーマで研究を行っており、これからも魅力的で継続性のある研究を続けていきます。 今後も応援をよろしくお願いします! 高校化学グランドコンテストのサイトは以下を参照してください。(外部サイト) http://ww〇.gracon.jp/gc/gracon2020/2021/10/24/results/ 〇⇒w を入れて下さい。 後日賞状と盾が届きました。

水産学会高校生ポスター発表にて奨励賞を受賞しました(SSH自然科学部)

令和3年9月13日~15日にオンラインで実施された「令和3年度日本水産学会秋季大会 高校生ポスター発表」にて、本校SSH自然科学部員が発表した研究「Cassiopea ornataにおけるカシオソーム分泌条件」が奨励賞を受賞しました。 今年のポスター発表は、研究内容を10分程度の音声付スライドにまとめて動画を作製し、大会ホームページにアップロードする形式で行われました。以下は発表した研究内容の要旨です。 サカサクラゲ属の一種、C. xamachanaは、カシオソームという多細胞構造を持っている。カシオソームはC. xamachanaが水流などの刺激を与えられると粘液とともに分泌される。本研究ではサカサクラゲ属の別種C.ornataでもカシオソームが確認できるのではないかと考え、自然界で考えられる様々な刺激をC.ornataに与えて観察を行った。

令和3年度 SSH生徒研究発表会に参加しました!

令和3年8月5日に,神戸国際展示場にて,「身近な素材で99%コストカット!? 色素増感太陽電池」というテーマで発表しました。残念ながら賞を取ることはできませんでしたが,全国のSSH校が集まる中で発表でき,とても良い経験ができました。また,他校の研究の発表も聞け,良い刺激を受けました。

サマーサイエンスセミナーを実施しました。

8/6(金)午後、サマーサイエンスセミナーを実施しました。 サマーサイエンスセミナーでは、知多地区の中学生(延べ38中学校38名参加)を対象に、本校のSSH自然科学部の生徒による理科実験のレクチャーを行いました。 物理班と化学班に分かれ、物理班では熱を動力として作動する「スターリングエンジン」の作成、化学班では試薬の濃度を調整することで、反応が起きる時間を操ることができる「時計反応」の実験をしました。 どちらの班も準備から当日の進行まで、 全て生徒主体で実施することができました。参加した中学生と、レクチャーする生徒が、どちらも楽しそうに実験をする姿を見ることができ、非常に有意義なセミナーとなりました。

「電気学会 高校生みらい創造コンテスト」で最優秀賞を受賞

令和2年度 電気学会「高校生みらい創造コンテスト」(主催:電気学会 電力・エネルギー部門、共催:パワーアカデミー)に、本校のSSH自然科学部の生徒が投稿した論文「身近なもので簡単に発電 ~色素増感太陽電池~」が、全国で最高位となる「最優秀賞」を受賞しました。 本校生徒の研究によって開発した太陽電池は、一般的な太陽電池と比べて約99%のコストカットを実現しました。従来の色素増感太陽電池では、導電性ガラスに酸化チタン膜を焼き付ける工程が必要でしたが、導電性ガラスの代わりに液晶保護フィルムとアルミニウム板を使用した結果、従来の色素増感太陽電池に比べて短時間で安価に作製することが可能となり、電池としての機能も十分に発揮することが明らかになりました。今後も実用化に向けて、さらなる色素増感太陽電池の性能の向上を探究していく計画です。

科学の甲子園 愛知県大会に出場しました

11月8日(日) 愛知県教育委員会が主催する、科学の甲子園愛知県大会に本校生6名1グループ(2学年5名、1学年1名)が出場しました。 20校を超える参加校と共に、6分野(物理、化学、生物、地学、数学、情報)の問題について、6名が協力して解答する筆記試験と、化学の実験を通した実技試験に挑戦しました。 残念ながら3月に行われる科学の甲子園全国大会への出場は果たせませんでしたが、チームで協働して課題に取り組む、非常に良い経験となりました。 行事は新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を取った上で実施されました。

 

知多地区高校生フォーラム2017

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学校関係者(教員)向け申込フォーム(様式1)はこちら<終了しました>
※保護者の方のお申込みは、お子様を通じて学校からの申込みとなります。(案内と申込み用紙の配布日:2学期始業式)

知多地区中学校・高校の生徒さん向け申込フォーム(様式2)はこちら<終了しました>
※中学生・高校生の皆さんは、学校単位での申込みとなります。(個人での受付は行っておりません。2学期の始業式以降に、各学校の先生に問い合わせてください。)

知多地区高校生フォーラム2016の様子はこちら

平成27年度のSSH生徒成果発表会の様子はこちら

建築家と考える「地域とつながる建築」

7月19日(金)午後、建築家の市川大輔さん(本校OB)にご来校いただき「建築家の仕事、地域とつながる建築」について講演会を開きました。3年生の理系の生徒約30人が参加し、熱心に「亀崎の公園の再生」「今まで手がけた住宅」などの話を聞きました。参加した生徒から積極的に質問し市川さんとディスカッションをする姿が印象的でした。

講演後も多くの生徒が残り、進路の相談や今まで手がけた作品やプロジェクトについて質問が続き有意義な時間となりました。

日程表

時限 時  間 曜  日
ST 8:40 8:45
1限 8:50 9:55
2限 10:05 11:10
3限 11:20 12:25
昼休み 12:25 13:05
4限 13:05 14:10
5限 14:20 15:25
ST・清掃 15:25 15:45
6限(LT) 15:35 16:25
簡易清掃 16:25 16:30

年間行事

SSHの行事については,こちらをごらんください
ssh

最近の行事

令和6年度 第2回 体験入学の案内

本年度の第2回中学生体験入学を下記のように実施します。参加については、リンク先のQRコード又はURLからお申込みください。 日時 令和6年11月9日(土) 9:20~12:10(受付8:40~9:10) 場所 愛知県立半田高等学校 各教室及び七中記念館 対象 中学3年生の生徒およびその保護者 体験入学の案内と申込はこちらのリンクをクリックしてください。

以下は通常の年間行事の流れです。

4月


入学式・対面式・始業式・オリエンテーションと入学直後から行事が続きますが、新入生にとっては半田高校での生活が始まる大事な時期です。遠足で1年生はリトルワールドへ行きます。

5月


ゴールデンウィーク明けには、PTA総会が行われます。アントレプレナーシップ講演会は、半田高校卒業30年を迎えた同窓生が中心になって企画・運営されます。

6月


2年生の修学旅行は広島と山陰地方へ2泊3日の予定で出かけ、平和記念資料館・出雲大社・鳥取砂丘などを訪れます。

7月


3年生にとって最後の球技大会で大いに燃えます。

8月


全校出校日には、知多地区探究発表会を行います。中学生体験入学では、
中学生のみなさんに来ていただき,学校紹介のあと,在校生との懇談や部活動見学をします。

9月


ひいらぎ祭は半田高校生にとっては最も盛り上がる行事です。夏休み前から準備に入り、夏休み中に出校したりして、みんなで力を合わせて作り上げていきます。

10月


1・2年生は類型登録に向けて面接を行います。進路について考える月です。

11月


2年生を対象に、大学の先生方を招き、学部学科研究会を開催します。

12月


人権週間には、人権講話を行います。終業式の日には、生徒会主催で3年生を応援する会が行われ、先輩方を激励します。

1月


3年生は共通テストを迎え、必死です。下級生もその様子を見て少しずつ緊張感が出てきます。

2月


毎年、卒業生の方が中心となってテーマを決めて論文を募集し、表彰をしていただいています。

3月


長いようで短かった3年間の集大成です。思い出深い高校生活を送れたでしょう。

ひいらぎ特別支援学校との交流

半田高校ではさまざまな機会を利用して、隣接するひいらぎ特別支援学校との交流活動をおこなっています。多くの生徒が楽しみながら交流を深めています。

(交流に参加した生徒の感想

 読書交流(年3回実施)

・半田高校の生徒がひいらぎ特別支援学校小・中学部の生徒に本の読み聞かせをしています。
・半田高校の生徒とひいらぎ特別支援学校高等部の生徒が、朗読や群読などを通じて交流しています。

 ふれあいタイム(年2回実施)

・半田高校の生徒とひいらぎ特別支援学校の生徒が部活動を通して交流を持つイベントです。

 HR交流(1、2学期各1回実施)

・半田高校1年生の2クラスが、年間を通じてひいらぎ特別支援学校の小・中・高等部とそれぞれ交流活動を行います。

 その他

・1年生対象ガイダンス・・・半田高校1年生はひいらぎ特別支援学校の職員から交流活動に関するガイダンスをうけます。(4月)
・教育実習生のひいらぎ見学・・・半田高校の教育実習生がひいらぎ特別支援学校の見学にいきます。(6月)
・ひいらぎ祭・・・学校祭にひいらぎ特別支援学校の生徒が見学にきます。また、ひいらぎ特別支援と半田高校の合同展示企画も行います。(9月)
ひいらぎ特別支援学校HP