愛知教育大学の実験講習に参加してきました【SSH自然科学部】

9月23日(土)に、愛知教育大学理科教育講座化学領域で行われた日本化学会東海支部化学教育協議会が主催する実験実習「グルコースのグリコシド化」に参加してきました。

半田高校から7名、春日丘高校から8名の合計15名が参加しました。

実験に先立ち、感染症の歴史と有機合成による有用分子の合成について学び、グルコースの分子の構造を分子模型を用いて確認しました。

その後、実験の説明や注意点を受けて、グルコースとアルコールの一種を化学反応させる実験を行いました。
反応を待っている間に、昨年度から愛知教育大学による支援で探究活動に活用しているNMR(核磁気共鳴)装置の見学、データの見方のレクチャーを受けました。

最後に化学反応の生成物を薄層クロマトグラフィー(TLC)により分離したり、生成物の還元性を確かめることで、化学反応が正常に進んだことを確認しました。

実習の最後には、主催の日本化学会の代表として愛知教育大学の中野先生から「プロフェッショナルであれ。専門性を極める。世界や国を変えるような行動を。好きであることならできる。次世代の育成を。」と激励の言葉をいただきました。

これからもSSH自然科学部の活動にご注目下さい。

2023年度マリンチャレンジプログラム 関西大会の報告

8月11日に開催された「2023年度マリンチャレンジプログラム関西大会」に、SSH自然科学部の水質調査班(2年生のみ3名)が、出場しました。
4月の書類審査、5月のZoomによる研究内容についての面談を通過し、見事、関西大会に出場することができました。
その関西大会には、愛知県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、和歌山県から8校参加し、その中から優秀賞3校が全国大会に選出されます。そして、半田高校はその3校の中に選出され、全国大会に出場することが決まりました。この関西大会での本校のプレゼンテーションには、審査員の先生方からかなりお褒めの言葉をいただき、非常に生徒たちは喜んでいました。また、全部のプレゼンテーション終了後に、ポスター発表を通した他校の生徒や先生方との交流会があり、そこでも非常に好評でした。
2月18日に東京都で開催される全国大会(東京都で開催)に向けて、実験継続して頑張っていきたいとSSH自然科学部の水質調査班のメンバーは張り切っています。

 

 

 

令和5年度 SSH Jr.サイエンスセミナーの活動報告

8月4日(金)の13時半から本校で「Jr.サイエンスセミナー」という近隣の小学生・中学生に向けた自然科学に関する実験実習を、SSH自然科学部のメンバーのサポートで実施しました。
テーマ 物理:「放射線の観察;見えないもの(放射線)をみようとして」
化学:「割れないシャボン玉;最硬級のシャボン玉をあなたに」

当日は、小学生・中学生の皆さんが楽しく参加され、笑顔で体験をしているようでした。また、本校のSSH自然科学部のメンバーも参加された皆さんに分かり易く説明しようと頑張っていました。

今年度から、先着順にしました。来年度もよろしくお願いします。

 

令和5年度 SSH生徒研究発表会

8月8日~10日に開催された「令和5年度SSH生徒探究発表会」に参加しました。
SSH指定校である本校も3期目を迎え、SSH自然科学部の毎日研究に励んでいます。
その研究成果を3年生の3名がポスター発表をし、来年度に向けての全国の高校生のポスター発表を見学する目的で2年生も3名参加しました。

数学・情報分野で、「最長経路問題を用いた効率的な記憶順序を求めるアルゴリズムの考察」という研究でポスター発表をしてきました。

 

マリンチャレンジプログラムに採択されました【SSH自然科学部】

SSH自然科学部の水質調査班がマリンチャレンジプログラムに採択されました。

マリンチャレンジプログラムとは海・水産分野・水環境にかかわるあらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に、研究資金助成や研究アドバイザーによるサポートをしているプログラムです。今年度、全国の数多くの応募の中から本校のSSH自然科学部水質調査班 研究テーマ「りんくうビーチの水質改善」が採択を受けました。

この研究は、日本一水質の悪い海水浴場とされているりんくうビーチの、水質改善にむけて調査をしています。夏には大阪で行われる地方大会(関西ブロック)にて成果発表をする予定です。

本校生徒の記事がメディアに紹介されました。

12月11日(日)の日経新聞日曜版の特集「地球のタイムカプセル 化石に魅せられて」の中で、SSH自然科学部「化石班」の活動およびインタビューが紹介されました。

https://webreprint.nikkei.co.jp/r/2E5FA4D934404636BADA25B92F067263/→別紙へリンク
-日経新聞日曜版 2022年12月11日(日)「地球のタイムカプセル 化石に魅せられて」より引用-

SSH自然科学部では、その他にも様々な研究グループが活発に活動しています。今後もSSH自然科学部の活躍にご期待下さい。

 

半田市立博物館にSSH自然科学部の発掘した化石が展示されています!

6月25日~9月4日の間、半田市立博物館で行われている「知多半島の化石展」に合わせて、本校SSH自然科学部の化石班が発掘した化石や、日本古生物学会て発表した研究ポスターの展示が行われています。
博物館入り口すぐの大型展示棚の一角にSSH自然科学部のブースが作られており、生徒が発掘した化石は、子供の来観客にも見やすいように手作りのポップ付きで紹介しています。

「知多半島の化石展」は9月4日(日)までとなっています。
入場無料ですので、機会を見付けて博物館で化石の魅力を感じてみてはどうでしょうか。

東海フェスタ2022にて優秀賞を受賞しました【SSH自然科学部】

7月16日(土)に行われた東海フェスタ2022 Live発表(オンライン)にて、本校SSH自然科学部生徒の研究発表が優秀賞を受賞しました。

受賞した研究テーマは「およげ!さかさくらげくん」で、サカサクラゲが遊離を起こす条件をまとめた研究です。サカサクラゲは名前の通り逆さまで生活しているクラゲで、普段は底面や壁面に吸盤のように吸着して生活しています。そのサカサクラゲが吸着状態を解除して泳ぎ始める動作を遊離と定義し、遊離が起こる条件を光の点滅や他生物の接触などから調べました。

発表はスライドを使って行われ、動画などを入れたわかりやすい発表に対して質疑応答の時間には多くの質問が寄せられました。生徒は大学教授などからの質問にも流暢に答え、クラゲに対する知識の豊富さがうかがえる発表でした。

R4 SSH東海フェスタ2022 賞状 優秀賞のサムネイル

日本古生物学会2022年会にて優秀賞を受賞しました【SSH自然科学部】

7月2日に行われた、日本古生物学会2022年会の高校生ポスター発表(オンライン)において、本校SSH自然科学部生徒の研究が優秀賞を受賞しました。

優秀賞に選ばれた研究テーマは「師崎層群食堂~チタヤセサバは本当にサバなのか~」で、古生物であるチタヤセサバの化石と現存のサバの相違点について調べ、チタヤセサバがサバではない新種である可能性についてまとめた研究です。チタヤセサバは深海で生息していたとされる古生物で、知多半島の南端・師崎層にて化石が発掘されています。

研究班のリーダー(3年生)は1年生時に化石班を立ち上げメンバーを集め、発掘作業に向かい、コツコツとデータ採取を進めてきました。今回はその3年間の研究の集大成となりました。

師崎層群食堂 ポスター 

R4 古生物学会 賞状 優秀賞HP用のサムネイル

 

中学生サマーサイエンスセミナーを実施しました

8月5日(金)午後、中学生サマーサイエンスセミナーを実施しました。

サマーサイエンスセミナーでは、中学生(14中学校31名参加)を対象に、本校のSSH自然科学部生徒が理科実験教室を行いました。

物理班と化学班に分かれ、物理班では「作ってみよう、電池のいらないラジオを!ゲルマニウムラジオ」をテーマに、電池なしで聞くことができるゲルマニウムラジオを作製しました。中学生は使用する部品の働きについて説明を受け、1つ1つをはんだごてでつなぎ合わせていきました。ラジオは1人1台作製し、完成したラジオは3階渡りにて動作を確認しました。簡易アンテナではうまく聞き取れない中学生もいましたが、傘を使ったアンテナに切り替えることですべての中学生が電池なしでラジオを聞けた様子でした。

化学班では「Would You Like Some Chemical Reaction?ケミカルラテアート」をテーマに、泡の上に指示薬で絵を描く実験をしました。まず初めに、中学生は用意されたプリントをもとに、BTB溶液、メチルオレンジ、万能試験紙液、コンゴーレッドの指示薬が、重曹(塩基性)、食塩(中性)、クエン酸(酸性)と反応して何色になるのかを調べました。そのあと、ビーカーに重曹とクエン酸、洗剤、水を混ぜ合わせ、化学反応によって泡を発生させました。その泡の上に使いたい色を考えて重曹、食塩、クエン酸の粉末をのせ、指示薬を使ってカラフルに好きな模様を描いていました。

どちらの班も4月から計画を立て、当日の進行まで 全て生徒主体で実施しました。参加した中学生が楽しそうに実験しており、その様子をみた高校生も満足した様子でした。