科学三昧inあいち2023に出場してきました!

12月28日(水)、愛知県内の科学技術教育にかかわる生徒、教員、教育委員会、大学企業等の交流の場である「科学三昧inあいち2023」に参加しました。
岡崎コンファレンスセンターを会場として、県内外のSSH校を含めた48校、600名を超える生徒が日ごろの課題研究の成果をポスター発表したり、50名近くの大学・企業・研究機関等の関係者が、高校生向けの企業ブースを設けて先端技術に関するアウトリーチを行っていました。

本校からはSSH自然科学部34名が参加し、以下の4つの研究をポスター発表しました。

「化学に関するカードゲーム」
「サカサクラゲのポリプは毒を放出するのか」
「ミジンコの染色と日光」
「ムペンバ効果」

どれも生徒の興味関心からスタートして主体的に研究を進めているもので、多くの高校生や教員が聴衆として活発な質疑応答が繰り広げられていました。どのグループも研究の途中段階の発表であったため、質疑応答の中でヒントを見つけ、これからの研究に活かしていきます。

また、当日は名古屋大学、自然科学研究機構、大阪大学、京都大学、愛知教育大学等からブースが出ており、多くの生徒が大学で行われている研究の魅力に触れ、自身のキャリアや進路希望について強い動機付けの機会にもなりました。

タイのマヒドン校の生徒との対面交流を行いました。

10月13日(金)~19日(木)の7日間、タイのマヒドン校の生徒が8名、先生が2名来校し、4年ぶりの対面交流が実現しました。
滞在中、マヒドン校の生徒は、本校生徒と共に授業に参加しました。理科では化学や物理の実験を行い、数学では校舎の高さを計測したり、語学の授業では、探究のプレゼンテーションを英語で紹介したり、両国の言語を教え合ったりしました。
2年生の全体集会では、生徒企画で文化交流会を行いました。半田高校からは、吹奏楽の演奏やダンス部、大道芸(ディアボロ)などを披露し、マヒドン校生徒からは、マヒドン校の紹介やタイ伝統のダンスを一緒に踊る等、対面ならではの交流を行いました。
土曜日は書道と茶道の体験をし、本校のバディ生徒と一緒に名古屋大学の教授による講義を受けた後に、ミツカンミュージーアムの見学を行いました。
校外研修では、LIXIL榎戸工場、INAXミュージアム、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)、名古屋市科学館など、様々な施設を訪問し、日本の大学や科学技術について学びました。
滞在中、マヒドン校の生徒は本校生徒のホストファミリーと共に過ごし、日本の家庭の暖かさを肌で感じていただきました。
帰国前夜、七中記念館でフェアウェルパーティーが開かれ、筝曲による演奏の中、ホストファミリーやバディと別れを名残惜しむ姿があちこちで見受けられました。
今回の対面交流では、コロナ禍のオンライン交流では十分にできなかった「コミュニケーションを深める」ことができたという声をたくさん聴くことができました。

交流の様子はこちらからご覧ください

第22回高校化学グランドコンテスト出場!

10月28日(土)~29日(日)の2日間、第22回高校化学グランドコンテストが
芝浦工業大学 豊洲キャンパスでコロナ禍後3年ぶりに開催されました。
場所や主催者等の変更もありましたが、以前と変わらずのレベルの高い大会でした。

SSH自然科学部水質調査班が、多数応募の中から論文の一次審査を通過し、ポスター発表に出場することができました。70校中の10校の”ポスター発表賞”に選ばれず、残念でしたが、全国の優秀な生徒と交流ができたことは非常に有意義な時間でした。
来年度もぜひ、”口頭発表”にも出場できるよう意欲いっぱいです!


 

デンソー本社・ギャラリーを見学しました。

10月6日(金)の午後、本校生徒27名、教員3名の30名で刈谷市にあるデンソー本社およびデンソーギャラリーを見学しました。

本校の探究活動では株式会社デンソーより発展・深化を目的としたサポートを受けており、当事業はその一環で実施されました。
参加生徒は1年生19名、2年生8名で、見学を通してそれぞれの探究活動のテーマ設定や研究計画の参考にすることを目的としました。

デンソー本社に到着すると、ミライマテラスという施設内で会社概要や施設の説明を受け、敷地内の養蜂場等の施設を見学した後に、併設されたデンソーギャラリーの見学を行いました。

ギャラリー内は、デンソーの手掛ける複数の技術分野のゾーンに分かれており、生徒たちは自分の興味あるゾーンに分かれて自由に見学をしながら、対応して下さったデンソーの社員への質疑応答を通して理解を深めました。

1年生はこれから半年間行う課題研究のテーマ設定、2年生はグループで始めている探究活動の計画に今回の見学での学びを活かしてきます。

今後もデンソーをはじめ、様々な地域の産・官・学と連携をしながら探究活動を進めていきます。

参加生徒の感想(一部抜粋・編集)

〇デンソーが自動車の会社というだけではなく、地域にも貢献していたり、社内も先進的でとても進んでいる会社だということを知った。
〇分野にこだわらず、SDGsや環境など様々な観点で取り組んでいく姿勢を学ぶことができた。
〇見学を通して、デンソーが車のどのパーツを開発してきたのか知ることが出来ました。「車」というひとつのものとして捉えていたので、細かなパーツごとに車を見たのは初めてで、パーツにはそれぞれ車をより高性能な乗り物にするための工夫が詰め込まれていることを知ることができ、とても見応えがありました。そして私は、物を一括りにして捉えるのではなく、細かなところを知ることの大切さを知りました。課題研究でも、「なにかこういったものを作りたい」ではなく、「こういった装置を作ればより効率的になる」というように、製品そのものではなく、様々な製品の質を向上させるパーツを作ることも、物作りの重要なポイントだと思いました。

愛知教育大学の実験講習に参加してきました【SSH自然科学部】

9月23日(土)に、愛知教育大学理科教育講座化学領域で行われた日本化学会東海支部化学教育協議会が主催する実験実習「グルコースのグリコシド化」に参加してきました。

半田高校から7名、春日丘高校から8名の合計15名が参加しました。

実験に先立ち、感染症の歴史と有機合成による有用分子の合成について学び、グルコースの分子の構造を分子模型を用いて確認しました。

その後、実験の説明や注意点を受けて、グルコースとアルコールの一種を化学反応させる実験を行いました。
反応を待っている間に、昨年度から愛知教育大学による支援で探究活動に活用しているNMR(核磁気共鳴)装置の見学、データの見方のレクチャーを受けました。

最後に化学反応の生成物を薄層クロマトグラフィー(TLC)により分離したり、生成物の還元性を確かめることで、化学反応が正常に進んだことを確認しました。

実習の最後には、主催の日本化学会の代表として愛知教育大学の中野先生から「プロフェッショナルであれ。専門性を極める。世界や国を変えるような行動を。好きであることならできる。次世代の育成を。」と激励の言葉をいただきました。

これからもSSH自然科学部の活動にご注目下さい。

2023年度マリンチャレンジプログラム 関西大会の報告

8月11日に開催された「2023年度マリンチャレンジプログラム関西大会」に、SSH自然科学部の水質調査班(2年生のみ3名)が、出場しました。
4月の書類審査、5月のZoomによる研究内容についての面談を通過し、見事、関西大会に出場することができました。
その関西大会には、愛知県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県、和歌山県から8校参加し、その中から優秀賞3校が全国大会に選出されます。そして、半田高校はその3校の中に選出され、全国大会に出場することが決まりました。この関西大会での本校のプレゼンテーションには、審査員の先生方からかなりお褒めの言葉をいただき、非常に生徒たちは喜んでいました。また、全部のプレゼンテーション終了後に、ポスター発表を通した他校の生徒や先生方との交流会があり、そこでも非常に好評でした。
2月18日に東京都で開催される全国大会(東京都で開催)に向けて、実験継続して頑張っていきたいとSSH自然科学部の水質調査班のメンバーは張り切っています。

 

 

 

令和5年度 SSH Jr.サイエンスセミナーの活動報告

8月4日(金)の13時半から本校で「Jr.サイエンスセミナー」という近隣の小学生・中学生に向けた自然科学に関する実験実習を、SSH自然科学部のメンバーのサポートで実施しました。
テーマ 物理:「放射線の観察;見えないもの(放射線)をみようとして」
化学:「割れないシャボン玉;最硬級のシャボン玉をあなたに」

当日は、小学生・中学生の皆さんが楽しく参加され、笑顔で体験をしているようでした。また、本校のSSH自然科学部のメンバーも参加された皆さんに分かり易く説明しようと頑張っていました。

今年度から、先着順にしました。来年度もよろしくお願いします。